日本語の一人称

【日本語の一人称】自分のことを何と呼ぶのか、これは非常に難しい命題です。世界中の言語でこれは研究されてきました。そろそろ、「あ」に戻してもう一回万葉集の時代から日本語作り直してもよろしいかと思います。

ちなみに一人称の「あ」に当たる漢字としては、一般的には以下のものが考えられます。

1. 吾(あ / われ)

• 「吾」は古語や文語で「私」や「我」と同じ意味を持ち、自分自身を指す一人称です。

• 例:吾輩(わがはい)

2. 我(あ / われ)

• 「我」も同じく古語的な表現で、自己を示します。現代では「我慢」などの熟語にも使われています。文脈によって「が」とも読みます。

• 例:我は行く(あはゆく)

3. 余(よ / あ)

• 「余」は、かつての貴族や文人が使った一人称です。漢詩や文語調の文章で登場しますが、「あ」とも読まれることがあり、自分を示す言葉です。

• 例:余は思うに…

4. 阿(あ)(※まれな例)

• これは一人称というよりも、親しい相手との会話やニックネームに使われる接頭辞です(例:「阿部」の「阿」)。中国語圏では、親しい人を呼ぶ際の一人称的なニュアンスでも使われます。

わたくし、筆者からは以上です。