(2020/02/23)◯◯依存症と攻撃してくるのは顧客を奪われた業界の立場からのポジショントークの面もあるのではないかという話です
おはようございます。
2020年2月後半の、生活改善と働き方改革に関する配信記事です。
スマホを夜に見ないようにして良質の睡眠を確保する方法を試してみようと、この記事を書き始めました。
しかし、そもそもスマホ依存と言われるようになったのは、それまで大衆の興味を独占していたテレビや出版や教育といった業界の方々の、いわば恨み節、ポジショントークの目をもあるのではないかと思ったのです。
世の中、新しいものに対する前例のなさから保守的なクラスタから攻撃を受けるということが往々にしてございます。
例えば、スマホ依存症などと言われますが、人間が好奇心を持って何かの知的な活動をしたいとか、面白い動画を見たいとか、そういうのは人間としての根源的な欲求でありますので、規制しようとしても変なことになるだけというのが筆者の個人的な意見です。
すなわち、例えば、スマホ依存というならば、今良いと推奨されている読書について、例えば読書依存だ問題だという声はあまり聞きませんし、スマホでKindleなどの電子書籍で本を読んでいても、それもスマホ依存と言われてしまうのでは意味がわからなくなってきます。
昭和の昔の作家たちは、原稿用紙に癖のある読めない文字で執筆して、ところどころに変更やら修正やらを付して、そしてそれをおしいだいた編集者が持って帰って読みとって、印刷文字に組み替えて印刷所に回して、何回も何回も推敲して出版していたわけですが、ワープロの登場により、ほとんどの作家がワードや一太郎といった文書作成ソフトで作った電子データでの作品納品にシフトしていく中、いわゆる大作家と言われる人たちの中には、紙に万年筆で書くのが大切、文化なのだといったあまり意味がわからない論理で、自らの進歩を止めてしまったことがあったように感じています。
ここでいけなかったのは、そんな大先生たちをスポイルし、そのままのスタイルを続けさせた出版社や編集者の方だと思っておりまして、そうしないと、他の事実上のルールに則ってやらないと、社会全体の目線が合わずに働き方の改革にならない、と思うのです。
同じ論理が通用するなら、そもそも紙と万年筆などという、有史以来の大発明である、紙とか筆記用具などにも背をむけて、日本語も英語も使わず粘土板に楔形文字を記して、素焼きで出して納品していただきたいと思います。
そもそもそれが文化なのですから。
新しいものが出てくると、それにより自らの地位が脅かされる業界やその業界の著名人からの反発が起こります。
これは、世の常だと思います。
この反発は、そうした業界の危機意識が強いほど、つまり、この新しい技術が、自らの存立基盤たる顧客をごっそり持っていってしまう場合に、マックス最高潮となります。
今、日本のテレビ媒体で顔が売れている芸能人が、禁断のYouTubeへの進出を図っており、そしてついに最強コンテンツ、生きる現代のキリスト並の教祖と筆者も個人的に大きく注目している江頭2:50さんのYouTubeチャンネル、エガちゃんねるのチャンネル登録数が、目標としてぶち上げた100万人を目指します、の動画アップの前に、すでに100万人を超えてしまったことからも、既存のテレビ媒体業界からの、このYouTube業界への抵抗はもの凄いものがあります。
曰く、動画依存症だというわけですが、もともとテレビという自宅消費可能な放送電波動画コンテンツだったものが、銀幕映画業界を侵食し、そうして多数の映画俳優や映画業界の方々をことごとく駆逐したことに倣えば、今度は自らがやられる立場になっただけのことかもしれません。
最後の映画俳優であった高倉健さんは、テレビCMやテレビの仕事は極力入れず、あくまでも映画俳優と自らを定義し、その俳優人生を全うしました。
今、必死でテレビ業界を守ろうとしているように見える明石家さんまさんにしても、かつてご自身が、テレビ番組で大ヒットした俺たちひょうきん族、でやっていたナンデスカマンと北野武さんのタケチャンマンのコントで、自らの地位を確立したことはわかっていると思いますが、自らのかつての新しい試みで掴んだ大衆の人気を、今度はYouTuberのはじめしゃちょーやHIKAKINといった人々に奪わられることになるとは、思っても見なかったことかもしれませんが、ここに来て、奪わられた側の気持ちにも気付いておられるのかもしれません。
話が長くなりました。
盛者必衰の理(ことわり)でございます。
俺たちひょうきん族より、ドリフターズの8時だヨ!全員集合の体当たりコントの方が好きだった筆者でした。
いかりや長介万歳。
YouTubeチャンネル登録数で言いますと、江頭2:50さんの1万分の1にも満たないこちらのチャンネルからは以上です。
(2020年2月23日 日曜日)