(2020/03/14)「プロの美容師だった人」から久しぶりに髪を切ってもらうというサービスを受けました(いつもはプロの理容師):サービスを提供した美容師さんは1年半ぶりの現場

おはようございます。

2020年3月、あるものを有効活用しようと模索している自称ビルメン王こと筆者です。

ありあわせのものをかけ合わせて新しいサービスを作り出すというのは楽しいものです。

本日のお品書きは、①「事情あり美容師としての仕事じゃない仕事をしているけど腕は速くて確かな専門家(美容師さん)、②廉価で都合の良い時間に髪をさっさと切ってほしいサービス受領者(要するに筆者)、③髪を切るという具体的サービスを提供する「場所」の提供(デザインアトリエ)、これを掛け合わせると、ある週末の土曜日の昼下がり、①と②が時間を合わせてアトリエにお邪魔して、そのアトリエの片隅で、メキシコ人が被るつばの大きな、シルクハットのようなキャップをかぶり、切った髪が下に落ちないようにしながら(100円均一ショップで美容師さんが買ってきたとのこと)、これまた専用の美容師・理容師が使うはさみではなくて、一般のこれまた100円均一で買ってきたはさみで、そのまま水で(霧吹きなどないので)髪を拭いてから髪を切ってもらったのです。

筆者は社会人なりたての頃、あの「みずほ銀行足掛け19年のシステム統合作業」の初期の初期のプロジェクトに参画した、という今思えば夢のような「時と試練の部屋」のような場に参加させていただき、死ぬことがかなり怖くなくなるという貴重な体験をしたのですが、その時に、床屋に行く時間もないのですが、平日や休日の夜中、だいたい23時くらいからやっている会社の寮のそばにあった美容院でのカットモデル、というのによくいかせていただきました。

伸び放題になった髪を、いろいろ新人さんや訓練生みたいな若手が切りまくって、最後は、スポーツ刈りのような感じに店長が仕上げて終了する、というような1時間程度のコースでしたが、カットモデルなのでタダだし、そもそも自分が寮に戻る時間にやっている、ということでとても重宝していたのです。

あの頃の、なんとなくお互い助け合っていた感じが、思い出されました。

この美容師さんは、はさみを使うのは実に1年半ぶりだということでして、しかもいきなりお願いしてやってみようということになったので、専門のはさみも別のところにあり、急遽100円均一の店ではさみを買ってきてくれるという、相当顧客に歩み寄った感じで素敵でしたし、こちらも、自分でバリカンで坊主にしても切り残しが多すぎて見られたものではない、やはり理容サービスはプロに頼んだほうが早いし正確である、人に見せる身だしなみなので、ということで、このようなオーダーでも快く応じてくださりありがたかったです。

最後に、自分のデザインアトリエを貸してくれたデザイナーの方には、感謝の言葉もございません。

やはりサービスの提供、という意味では、互いの自宅ではなく(訪問介護的に利用サービスを行う、病院に出向いて美容師さんがサービスする、というのはよくありますが)、専用の静謐な場所があるのではやる気が違います。

サービスを提供するほうも、サービスを受けるほうも、できるだけ歩み寄って、そしてせっかくある技量や受けたいサービスの底だまりを、できれば知り合い同士で回しあうようにすれば、この新型コロナウィルス感染症で何かと世知辛いと思われるこの世の中も、小さな幸せを感じて過ごせるのではないかと思いました。

人力美容師サービスマッチングサービス、このような取り組みを、できるだけ経済を回すために、とてもささやかですがやっていこうと思います。

なお、あくまでお試し、としてサービスを受けるだけですので、理容業法・美容業法を遵守した運用を心がけてまいります。

助け合ってこの状況を乗り切っていきましょう。

感謝を忘れず、力強く生きていきたいものです。

それではまた明日。

(2020年3月14日 土曜日)

(2014/03/11)内気な中年男が語る「俺の床屋理論」が静かな支持を集めている話です