(2021/02/04)参院選広島選挙区をめぐる公職選挙法違反の罪に問われた河井案里被告(47)議員辞職へ

おはようございます。合同会社鈴木商店です。

国民が選ぶ代表である国会議員の状況も、日々変化していくものです。

2019年7月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で公職選挙法違反の罪に問われ、東京地裁から懲役1年4月、執行猶予5年(求刑懲役1年6月)の判決を受けた参院議員の河井案里被告(47)=自民党を離党=が議員辞職する意向を固めたらしいです。

2021年2月3日山東昭子参院議長に議員辞職願を提出するとみられます。

河井被告の辞職は参院で許可される見通し。これに伴い、参院広島選挙区補欠選挙は4月25日投開票の衆院北海道2区、参院長野選挙区の2補選とともに実施されることになる。自民党広島県連は河井被告の後任となる候補者選びを急ぐ。野党も候補者を擁立するとみられ、3補選は菅義偉首相の政権運営を問う選挙となります。

有罪が確定するまで、高裁への控訴審、最高裁への上告審を得る時間稼ぎの方法もありますが、流石に、有罪は免れない案件であり、どこかで辞職しないといけないプレッシャーがあるのでしょう。

2021年4月25日投開票の衆参補選は衆院北海道2区、参院長野県選挙区、参院広島県選挙区の3選挙が施行される見通しです。

北海道は与党は候補者を立てられず、長野は野党議員のコロナ死亡に伴うものであり、弔い選挙となっておりそもそも厳しい選挙となっていることからも、広島県選挙区がどのような情勢になるかは今春以降の政局に大きな影響を与えるでしょう。

ここで、自民党が候補者を立てて負けた場合は、衆参補選で1勝もできなかったということが菅内閣に大きなダメージを与えます。

政治とカネの問題という理由から候補擁立を見送れば不戦敗という印象が強くなります。

勝てば次の衆議院選挙に一縷の望みをつなぐことができるでしょうが、難しいところです。

そもそも、足元の問題は、コロナ禍における銀座クラブ問題などの不祥事が絶えないことです。

過日も公明党衆院議員の辞職や、自民党議員の離党があったのは記憶に新しく、いずれも国民感情からは到底理解できない行動でした。

だんだん、政党政治という代議員制度自体が時代遅れになってきつつあるような雰囲気を感じています。

先日行われました政令指定都市の北九州市議会議員選挙において、与党自民党が惨敗し(議席6減少)、変わって草莽から立った無所属新人候補が軒並み当選していることからも、政党政治の終わりは割とすぐそこに来ているのかもしれません。

こちらからは以上です。

それではまた。