クソ女、瀬戸内寂聴さん天に召される

希代のクソ女、昭和の妖怪・梟雄・瀬戸内寂聴さんが天に召されました。

徳島市の神仏具商の次女に生まれ、東京女子大在学中に結婚するも、卒業後、夫の赴任先の北京に渡ったのち、夫の教え子と恋に落ち、3歳の娘を残して家を出たという十字架を背負います。

小室圭さんの母親の方が、子供に愛情を注ぐだけ、ましではないかと思います。

自分で働いているわけでもない海外駐在妻が、こともあろうに、自分の娘も捨てて、夫の教え子と駆け落ち。

離婚後、少女小説や童話で生計を立て、そして出家するという情欲と悟りに塗れた人生でした。

執筆活動と並行して、後半生は信仰に生きます。

51歳で出家し、嵯峨野に寂庵を結び、後に岩手県二戸市の天台寺住職も兼ね、京都と往来しながら、荒廃した寺の復興に尽力します。

寂庵や天台寺では定期的に法話を開き、孤独や病、家族不和などに悩む人への思いに耳を傾け、励ましました。

作家として地位を確立し、出家して社会活動に邁進、みたいな、みんなこの人をまともな人と勘違いしているので教えておきます。

大マスコミというのは、自らにとって都合の良いように(自身の利用価値に合わせて)、人の性格や振る舞いや実績も含めて、簡単に糊塗しますので、賢明な読者諸賢に置かれましてはそれも合わせて勉強されていただければと思います。

半世紀を超す作家生活で刊行した本は400冊以上。自身の墓碑に刻む言葉は<愛した、書いた、祈った>とのこと。

謹んで、哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りします。

以上