フェイスブック終わりの始まり

メタがメタメタです。

ニューヨーク(CNN Business)より引用します。

米メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)の株価は米国時間2022年2月3日正午の時点で26%あまり急落し、時価総額にして2400億ドル(約27兆6000億円)近くを失いました。

2022年2月2日の取引時間後に発表した決算が波乱含みの内容だったことを受け、株が売り込まれました。

メタは2021年10~12月期の決算が「珍しく」減益で予想を下回る内容だったほか、中核の広告事業が相次ぐ逆風に見舞われている現状を説明しました。苦しそうです。仮想空間「メタバース」への移行による損失の規模についても初めて明らかにし、また、米国とカナダのデイリーアクティブユーザー数が前期比で小幅ながら「減少」したことも明らかにしました。

メタの市場価値の損失額はオラクルやシスコのような企業の時価総額よりも大きく、ディズニーの時価総額にほぼ匹敵する規模です。

もちろん、メタの最大の株主であるザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)にとっても厳しい日となりました。米証券取引委員会(SEC)への2021年2月の報告書によれば、ザッカーバーグ氏が保有する同社の株式は3億9800万株あまりと、発行済み株式総数の14.2%を占める。

つまり、ザッカーバーグ氏の持ち株の価値は300億ドル(3兆円以上)以上下落したというわけです。一日で。

この、フェイスブック、いやMeta Platformsに社名変更後、初の決算となりましたが、終値で約30兆円の時価総額を失い、これは米企業として史上最大規模のようです。

要因としてiOSの仕様変更や世界経済の混乱の影響を挙げています。ライバルとしては急成長するTikTokを名指ししており、これはインスタのリール(ショート動画)で対抗する構えです。

今回の決算からAR/VR事業部門が決算の数字として独立し、2021年の1年間で約1.2兆円の赤字となりました。黒字ではありません。赤字です。この先行投資を「メタバース」の立ち上げと収益化によって取り戻せるのか、今後の決算で注目ポイントになりそうです。

が、メタバースって何?仮想現実の言い換え?としか筆者には見えません。

金額だけ見ると、たった1日でソニー、日立、三菱電機、パナソニック、東芝が丸ごと消えてなくなったくらいの話です。まあフェイスブック(と言ってしまう、新会社の名称はアタマに入ってこない)がそれだけ異常なバリュエーションだったということです。

どうしてこうなっちゃったの?という素朴な疑問にお答えするとすると、まあ、facebookはZ世代にとってはもはやオールドメディアとなり利用者がいないのです。要するに、facebookの将来はないのです。今フェイスブックで自分語りしているおっさんおばさんは死に絶えますので。天動説を信じている年寄りたちが、死んでいったら地動説を教わった若者たちの時代になった、というようなものです。別に個々のユーザーがサービスをわたりあるいているわけではないのです。移り変わらず、生まれたてのひよこのように、使うツールを特定した層がいなくなれば滅びる、ということが真実だとすると、同社がメタバースに注力するといっても、従来のようなプラットフォームだけ提供しようとしているだけの、優良なコンテンツがない仮想空間などだれも利用しないだろうと思われます。

たぶん、フェイスブックが無くなっても、黒電話は残っていると思います。

ネットの独裁企業として君臨してきた企業の末路を見る思いです。メシウマー。

以上

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