みずほがGoogleの養分に

システム障害で世界に名を馳せているみずほフィナンシャルグループ。

2002年から実に20年間にわたり、システム障害を続けています。

大きなもので3回。そして中小の余震クラスを含めると、これまで起こった銀行システム障害の過半を占めるという寡占ぶりです。

さて、そんなみずほフィナンシャルグループが、グーグルと提携することになったそうです。

みずほフィナンシャルグループ(FG)がサービス強化に向け、米グーグルと提携することが2022年3月22日分かったものです。

グーグルの技術を活用して顧客の取引データを分析し、顧客が興味を持ちそうな投資信託などを提案するとのこと。

人材交流でシステム開発のノウハウも吸収し、システム障害への対応で遅れていたデジタル化を加速するらしいですが、こんなの、百戦錬磨のGoogleにまるごと顧客情報を吸われて終わるだけだと思います。

Googleは、みずほの取引先企業のデジタル化支援を行う狙いがあると思われますが、そんなもの、みずほが自前で行なえばいいし、3行統合のくびきから、言うべきことを言わない、言われたことしかしない文化が根づいてしまっているのがシステム障害頻発の原因だと断罪されているのだから、他人任せではなくて自らが動かなければ明日はないと思います。

みずほは投資信託や住宅ローンといった商品の提案力を高めると言っていますが、Googleに顧客情報を流出させるまえに、社員が自ら学んでより良い企業になるために自前で活動すべきです。

革新的なサービスを生み出してきた巨大IT企業のノウハウを取り入れるため社員を同社に研修に出すなど、ばかげた行いだと思います。

巨大IT企業Googleの、いい養分になるだけで終わると思います。

以上