地方議会選挙の問題点を総括する
地方議会選挙の投票率は下がる一方
2022年4月24日(日)、福岡県うきは市の市議会議員選挙の投開票が行われ、定員14名を争った15名の得票が確定しました。
結果、1名落ちるその枠にはまってしまったのは、現職の女性市議会議員でした。新人の女性候補と票を分け合うのではと思っていたら、なんと新人の知名度の方が高かったらしく、もともと持っていた現職女性市議の票までかっさらってしまって断トツの一位得票で当選。代わりに現職が落選の憂き目にあうという、残酷な結果になりました。
しかしながら、そもそも有権者数的に、男女同数なのに、どうしてこんなことになってしまうのでしょう?
ここに、日本の、特に地方選挙、それも多数が多数を選ぶという議会議員選挙の特色があります。
動きの少ない地域では、前例踏襲という同調圧力があまねく支配しています。
そして、前例として女性議員が増えていない、ならばそのまま時代が進んだところでこのままなのです。
阪神の、低い勝率よりはるかに低い女性議員率。
14分の1ですから、わずか7%です。0割7分1厘。
開幕以来、1勝15敗という素晴らしい負けっぷりを果たした、あの阪神タイガース並みの勝率なのです。
一方、女性議員が増えている市もあります。
トップ当選は、新人女性。18人中、女性議員4人誕生。4年前も女性議員4人いました‼️
と喜ぶところなのかもしれませんが、それでもたった、18人中の4人です。
到底半数には及んでおりません。
しかも、別に4年前から増えてもないのです。
増えずに、むしろ減ったのは、投票率。
これだけ、日本の地方選挙における同調圧力と前例踏襲は凄い力なのです。
たぶん、一度ガラスの天井が取れて枠が広がると、その後はそれが基準になるのではないかと思うのですが、これは、世界大戦とかそれくらいのインパクトがないと、みな目覚めないのだろうと思います。
そして、ゼッタイに選挙に行かない「若い女性」にどうやって参画してもらうか、でしょうねえ。
問題の本質は、そこだと思います。
結果として、今選挙で通っている女性議員って、中身はおっさん(並みにメンタルが強い)人しかなれないから。。。
まともな普通の一般の女子は、敬遠しますよね。
例えば、競馬🏇やカープ女子(野球)って女性を引き込むためにいろいろやってるけど、選挙は無理やなあ。
ジャニーズの誰かが来てねと言えばいくのかなぁ、とか。
一般的に、若い人は、女男に限らず、リアルに目立つのは嫌いだからね。
ネット選挙にしないと投票率は上がらないよね。
そもそも、投票の秘密って、投票したかしないかの秘密も含むって、すればいいのよね。だいたい投票の秘密って言っておきながら、選挙には出てこい、リアルで~とかいうのが変なんですわ。
昔、田舎の離島で選挙人名簿を見てアンケート調査するバイトの時、投票したかしてないかの結果まで載せてあったのには驚きました。
この日本、全く個人情報の保護などされていないのです。
選挙制度も含めて同調圧力と前例踏襲に支配されたこの国日本、うまく行っているときは別にそのまま~でいいのですが、今の少子化で殺されそうになっている現状をどうにかするためにはどうしたらいいんですかねえ。
提言
で、結論としては、やっぱり
・多産の奨励(この言葉自体が女性に受けが悪いのは承知で、別の言葉あればお知らせください。読者の偉い人)
・ネット選挙の解禁
これだと思うんですよねえ。
読者の声
ネット選挙ならするかも。確かに「行った」ってなんか良さそうな自分を演出してるみたい。
映えるならするけどね。女子。
ネットにすると選挙権がメルカリで取引されそう笑笑。