何もしないという政治選択
何もしないことが、支持率維持のカギだから
岸田首相になってずいぶん経ちますが、岸田首相の聞く耳をもって慎重に判断する、そして何もしないことによる支持率維持の手法は結果として大きくはまっています。
コロナは長引き、ウクライナ戦争がはじまり泥沼になりながらも、なんか内閣支持率は上位をキープしているのです。
このようなことからも、日本という国が、本音ではリーダーシップなぞ求めていないということがお分かりになるのではないでしょうか。
この国を支配しているのは、他からどう見られているかということを極度に気にする同調圧力と、できるだけ明確にせずに責任を取りたくないという心理的防御圧力なのです。
選挙に行かないのは、単にめんどうだとか、政治に興味がないというわけでは決してなくて、「政治している」みたいに目立って他から噂されるのが、若い人ほど、特に女性には耐えられないからです。
この、どうにでもなる同調圧力、相互監視作用こそ、日本国の歴史と将来を紐解くカギになるものだと筆者は考えています。
岸田首相に何もしない、と批判できる人は実は少数派です。
結局みんな、岸田首相と同じように同じところをぐるぐる回っている、そして子供は減ってみんな等しく年を取る、という下降スパイラルを辿っているのですが、どこかで、いきなり変化が起きて、一気に多産が奨励されて明治維新みたいになることも、また予測不可能に予想されるのが、この国の面白いところなのです。
以上