国内最大手のコンビニチェーンの外壁のレンガ地が実はシートという話
おはようございます。
2014年7月、筆者によりますだまし絵のようなブログ配信記事をいたします。
日本のコンビニエンスストアの草分けで最大手の一角に位置する「午前7時から午後11時」という屋号のチェーン店舗はほぼ全国に展開しております(展開していない県の皆さんお許しください)が、最近筆者の家の近くの同チェーンの店舗が改装されて、リニューアルオープンされたので早速見に行きました。
見に行きましたといっても店舗の中ではなく、筆者の興味は外壁にあります。
このチェーン店舗は温かみのある橙色を基調としたファサードのサインを特徴として、外壁も同じく暖色系のレンガをあしらったものになっているのですが、最近の新設店舗や改装店舗においては実際のレンガではなくて、レンガ生地のシートを貼り付けている場合が多いのです。
写真を見ても一見わからないと思いますが、これは何と厚手ビニール生地のシートです。
実際に触れてみると凸凹はありません。
外壁の防水性や防汚性を保つには、レンガ地よりもシートのほうが何より安いし、工期も早く、加えて実際の性能も上ということなのでしょう。
ではなぜわざわざシートにレンガ模様を描くのでしょうか
ではなぜわざわざシートにレンガ模様を書くのか、これは店舗の進化のスピードに応じて顧客の認知が進むものではなく、当該チェーン店はレンガ地に橙色のサインという強力な外観認知が出来上がっているところ、下手にそのイメージを崩すような見栄えのものは採用し難いということなのでしょう。
このように、既に効用としては他の材質で十分に代用されているものでも、以前の形を志向する顧客の潜在ニーズに配慮した形でそのままにしているというのは最先端の小売業を標榜する同社をしてもそうしているといるという点で大変面白いことだと思いました。
7-11ではなく、11(イレブン)PMという深夜番組を楽しみにしていた世代の筆者からは以上です。
(平成26年7月14日 火曜日 最終更新:平成28年7月14日 木曜日)
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