PayPay20%還元キャンペーンなどに見るオンライン決済技術の進歩について(2021/04/12)
▼長崎県対馬市に本社を置いている当社ですが、お隣の長崎県壱岐市の企業に対してPayPay支払をすると、最大で20%分のポイントを付与するという地方経済振興策が、2021/04中に行われているということで、早速上限付与の3,000円相当を貰える15,000円分の買い物をしてみました。長崎県という離島の多い限界集落的な人口減少に苦しむ地方県において、このように、域内で経済のやり取り(取引を回す)ことでなんとか底支えをしたいという政策側の配慮でしょうが、20%というのはコロナ下とはいえあまりにも大盤振る舞いな気がします。これでは、真面目に原価低減に努めて商品・サービス内容を研ぎ澄まそうとする企業側の努力を阻害してしまうのではないかとも思います。
▼しかしながら、完全にオンラインで、マイクロ支払とサービスの受領予約ができるようになったことは、離島や限界集落に住んでいる人々、それから、2020年から人の異動や人の密集が事実上禁じられた大都市に住む人々にとっても、幸せなことであろうと思います。もっと、経済を回すために、このようなマイクロ支払ツールが広がればいいと考えています。見積もりして、サービスを提供し、請求書を発行して先方の入金を確認した上で領収書を発行するという一連の商取引行為をオンライン上のクラウドで可能にできるようになれば、ものすごい取引上の障壁が取り除かれることになりましょう。
▼その意味で、未だに請求書を紙で発行してください、という向きに郵送でそれを送ろうとする際に、また問題になってしまうのが切手を貼ることで支払う郵便料金です。消費税が10%に改定されるとか、そもそも定形郵便とか定形外郵便とかの違いで、1円単位で変わっていく郵便料金をいちいちスマホのインターネットで調べて、その切手を貼る手間が面倒でたまりません。そこで、当社では、そのようなことはやめて、10円切手をシートで買って、10円単位で切手を貼ることにしています。具体的には、例えば2021年4月現在、定形郵便で50グラム以下の封筒の場合、94円となりますが、この10円切手を10枚貼ってしまってポストに投函してしまう、ということです。6円分を揃えるために、94円切手をコンビニに買いに走るなり、在庫として切手を持って管理するより、もう10円単位で通貨のように貼り付けるようにしたほうが、遥かに切手管理にかかる人件費や管理費用の削減になろうと判断しました。
▼当社は大変小さな会社です。業務効率をアップさせ、本業に特化するために、さまざまな方策を試してみたいと思っています。それでは今日も良い1日を。