松山英樹選手がゴルフのマスターズ・トーナメント優勝!(2021/04/13)

▼マスターズといえば、名手たちの祭典として、世界男子ゴルフの四大メジャー大会のひとつですが、他の全英オープン、全米オープン、全米プロ選手権が大会ごとにコースが代わる一方、いつも毎年シーズン最初に、米国ジョージア州のオーガスタ・ナショナルゴルフクラブ(パー72)で行われる由緒ある大会です。この大会に弱冠21歳のタイガー・ウッズが優勝した1997年、日本にも空前のゴルフブームがやってきたのは記憶に新しいところですが、それからはや四半世紀が経過しようとしていることに時の流れを感じざるを得ません。

▼そんなコロナ下の厳戒態勢で行われた2021年4月のゴルフのマスターズ・トーナメント最終日は、2021年4月11日、松山英樹選手が通算11アンダー、278で日本人として初優勝を飾りました。29歳の松山英樹選手は、マスターズ通算10度目の挑戦で、ついに、日本ゴルフ界にとっても悲願であった優勝を達成しました。

▼全英オープン、全米オープン、全米プロ選手権、そしてこのマスターズを含めた男子ゴルフの世界四大メジャー大会で、日本人が優勝するのは初めてです。これまでは、1980年全米オープンの青木功選手(ジャック・ニクラウスとの戦いが印象的でした)、2017年全米オープンの松山英樹選手の2位が最高成績でした。ちなみに、マスターズでは、2001年の伊沢利光選手と、2009年の片山晋呉選手の4位が最高で、松山英樹選手自身は2015年の5位がこれまでの自己最高だったとのことです。

▼松山英樹選手は愛媛県出身、高知の明徳義塾高校、東北福祉大学時代よりアマチュアで活躍し、2011年にはマスターズでアマチュアとして27位に食い込むなど成長しました。2013年にプロに転向し、2014年からは米国ツアーに主戦場を移して、これまで米国ツアーで5勝(国内ツアー8勝)を挙げている実力者でした。しかしマスターズの優勝はこれらとはひと味もふた味も違う快挙です。松山英樹選手、本当におめでとうございます!

▼最後に一番大事なことを。最終日の18番ホールで、優勝のパットを決めた後、早藤将太キャディーはピンを戻し帽子を脱ぎ一礼。キャディーとしてマスターズという最高峰の舞台への敬意と感謝をあらわした。一連の行動に「日本人らしい姿勢が素晴らしい」と海外メディアからも取り上げられた。世界で日本人が優勝し、驕らず謙虚でいることが世界で評価される。ビジネスも一緒ですね。
You act respectful and reverent after winning the Masters. That is what matters the most today.

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