(2013/12/21)唯一のものには名前が特にないといういろいろな例を挙げてみます(ジ・オープンの話)

ジ・オープンです

 

おはようございます。

2013年12月の記事です。

写真は、ゴルフの全英オープンの一覧です。

140年以上も続いています。

全英オープンは、ゴルフの世界4大メジャートーナメント大会でも特別な歴史的地位を持っている大会です。

ゴルフ発祥の地で最長の歴史を持つこの大会は、別名”The Open”(ジ・オープンと読みます)と呼ばれます。

ただのオープン、つまり固有の名前がないのですが、これが他を超越する唯一無二の価値を出しているものの「正しい」呼び方なのだというイギリス人の自負が聞こえてきそうです。

日本で「ミスター」なんていうのもその例に倣ったものでしょう。

読売ジャイアンツの永久欠番3を持つ長嶋茂雄選手のことであるのは周知の事実です。

868本ホームランを打った永久欠番1の王貞治選手(第1号の国民栄誉賞受賞者です。そもそも国民栄誉賞は同選手の本塁打世界記録756本を記念して創設されました)もすごいですが、「名無し」の称号まではありません。

それだけ当時の国民に鮮烈な印象を与えた選手であったのでしょう。

記憶に残る選手という言われ方もします。

また、東京大学は当初単に「大学」でした。

つまり、「官制の大学」といえばただ一つであり、それがたまたま東京にあろうとどこにあろうと、わざわざ名付ける必要はなかったわけです。

二番目以降の国立大学ができていくのと同時に法令も整備され、正式にも通称でも東京帝国大学を名乗らざるを得なくなりますが、「ただ一つ」は東京大学の応援歌として今も続いています。

また同大学の校章は今でも単に「大学」という文字だけをかたどったものです。

なお、私立大学は、創業者の理念に沿って同志社や慶應、早稲田といった名前がつけられています。

こちらは国に私人での大学の設置を認めさせたという経緯から建学の精神をとても大切にしていますが、逆に東京大学には、特に創立時に明文化された建学の精神はないのも面白いところです。

名前をつけないことであえて名乗る、というお話でした。

二番目以降の大学出身者から以上お伝えしました。

昔単に「製鉄所」とだけ呼ばれた地に生まれました(官営八幡製鐵所)が、ゴルフのスコアは100番台とは聞かないでいただきたい筆者からは以上です。

(平成25年12月21日)

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