北朝鮮

北朝鮮って、どうやりくりしているのか

北朝鮮はアジアの最貧国の一つであり、東アジアの最貧国でもあります。この衛星地図を見てください。周囲が光で満たされているのに対し、北朝鮮は暗闇の中で過ごしています(地図の中央を白線で囲っています)。1990年代の飢饉では何百万人もの人々が亡くなっています。要するに、まともな生活水準にはないのです。それすらもどうやって管理しているのか。その正体は中国です。北朝鮮はその初日から中国に支えられています。北朝鮮は中国から安価な食料やエネルギーなどの資源を提供されています。中国にとって、これはアジアの敵(韓国日本その後ろのアメリカ)を抑えるための投資です。そして、様々な時期に、ソ連・ロシアも守護者の役割を果たしていました。ふたつの世界島のランドパワー超大国が資源と人材と思想を提供してくれれば、この国際紛争ゲームを長く続けることができます。騙されやすい世界。世界にとって、北朝鮮は危険な武器を持った危険な子供であり、何十年もの間、北朝鮮は武器を放棄するためにと、飴玉を与えられていたのです。ジョージ・ブッシュは大規模な「兵器のための食料」プログラムに関与していました。北朝鮮は食料と引き換えに危険な兵器の生産を遅らせることを約束しました。それ以前には、日本と韓国が北朝鮮に融資という貢献をしていました。1980年代、北朝鮮は過去の貸付金を一切返済しないと言い出しました。そして、現在でも、それでも韓国は北朝鮮の主要な貿易相手国であり続けているのです。ソウルにとっては、よりハングリーで危険な北朝鮮(平壌)を避けたいのでしょう。そして、過去の大日本帝国時代のインフラと開発。第二次世界大戦末期には、北朝鮮側である朝鮮半島北部の方が強かったのです。朝鮮半島を支配していた日本は、資源の利用可能性から北部に産業基盤を築きました。北部には、石炭、鉄鉱石、石灰岩などの基本的な材料が豊富に埋蔵されていて、その資源に各国は注目しているのです。意外に平壌は工業都市なのです。
そんな感じで面倒な隣国(国交ないので、国というのも微妙ですが)のお話でした。
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