実践

【実践】003日目
何ごとも、その現場で実践している人の言葉は重い、と思っています。ですので、人に助言や意見を求められた時には、できるだけ自分自身をその現場に置いてみて、その視点で喋るようにしています。清掃の現場であれば、清掃員さんが実際にやっていることを試す。植栽の剪定であれば、自分の家の植栽を刈り込んでみる、その上で意見を言う、トイレ掃除も風呂掃除も、自分でやってみて自分で効果を得たものを参考としておすすめする。教育や勉強、進路についてもそうだと思います。
ちなみに、自分のやっている風呂掃除とトイレ掃除、台所のシンク掃除でその効率があがる方法が一つあります。銅イオンの殺菌除菌効果に期待して、10円玉を2枚ほど、当該シンクのゴミ皿受けや、トイレの貯水タンク、風呂の排水口の髪ゴミ受けの入口に仕込んでおくのです。こうすると、ぬめりの発生を抑えることができ、掃除の時にこびりついた汚れも簡単に取れます。
このように、何ごとも、素人ながらも自分でやってみると、その道のプロがどうしてそのような動きをしているのか、準備を入念にしているのか、道具を大切にしているのかということがわかり面白いです。段取り8割といいますが、何ごとも、やることの大枠や完成形を具体的にイメージでき、それに沿った入念な準備ができる人がその道のプロと呼ばれるのでしょう。
私の今の仕事は建物設備管理業務(の営業)。すなわち、ビルメンテナンス業です。これは、不動産に関する包括的総合的知識から、現場の設備機器管理や警備、清掃、一つ一つとっても、とても高度かつ広いノウハウが必要とされる業務分野です。でありながら、キツイ汚い危険、なんとなくダサい、ということで、職業としてはあんまり人気がありません。
かような職業分野について、本来のその技量にふさわしい名誉を取り戻し、待遇改善と地位向上を図ることも、自分の活動の一つの目標にしています。
そのためにも、日々勉強です。現場での実践通じた研修です。そして、最後は自分で訴状を持って訴えることもできるという、その弁護士としての地位を存分に使い、こうした社会に欠くべからざる人々の名誉と矜持を守るというのが、密かな目標です。
作業の概略すらよくわからないまま、権力やカネの力を笠に着て、無理難題を押し付けてくる施主や顧客、クレームだけ消費者が残念ながら存在します。そんな暴風から彼らの誇りを守る。その社会正義の実現で、少子化を止めて良い世の中にしていこうと目論んでいます。
ということで勉強に戻ります。