社長たるもの

【一倉定先生の言葉で、社長の心と姿勢を正す】

『自らの事業に専念せよ/社長業というものは、一年365日、一日24時間、すべてを投入しても、まだ十分ではない。

道徳指導など止めて、倒産に瀕している会社を再建することこそ、道徳の実践ではないのか。社長は政治に関与すべきではない。あくまで経済的活動で社会に奉仕すべき。』(第9巻 新・社長の姿勢)

モラロジーという団体において、重要な役に付き盛んに活動している社長。しかし、会社の内容はボロボロで倒産寸前。

一倉先生は「倒産寸前の会社をほっておいて、何をしているのか! すぐにも役を辞退しないならば、指導はできない!」と一喝します。

しかし、その社長は「その役を変わってやる人がないので、今は辞められない」と言い訳をする。そのような前提で語られた言葉です。

モラロジーそのものが悪いのではない。むしろ、世の中に道徳を広めることを目的にされているならば、活動自体は素晴らしいものでしょう。

しかしながら、倒産寸前の会社再建をほっておいて、社会貢献活動をしている場合ではない。

会社を守り、社員を守り、お客様や取引先に迷惑を掛けない。きちんと利益を上げて、「経済的活動で社会に奉仕すべき」なのでしょう。

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