スタバ、2021年9月よりフラペチーノも紙ストローで提供 店内全ドリンクのプラストロー廃止

スタバ、9月よりフラペチーノも紙ストローで提供 店内全ドリンクのプラストロー廃止へ

米国発の高収益企業、コカコーラやハインツ、マクドナルドと並ぶ食品ブランドになりおおせたスターバックスが、コロナ禍の中、ますます業績を伸ばしています。

当社もこの会社の株には注目しているのですが、なにせ価格が高くて手が出ません。

いつも時代の先を見た企業施策を取り続け、顧客に支持されて株主に報いる姿勢は随一、日本の株式持ち合いで馴れ合う会社たちも見習ってもらいたいものです。

なので当社はそんなぬるい経営の日本株は買いません。働くのであればいいかもしれませんが…。

さて、そんな世界最強の外食企業の一角、スターバックス。

このたび、スターバックスコーヒーは、すべてのフラペチーノを森林協議会(FSC(R))認証の紙ストローで提供することを発表しました。

2021年9月より順次、フラペチーノに多く使用している太い口径のストローも紙製に変更することで、店舗で提供する使い捨てストローはすべてFSC(R)認証紙製となるそうです。

スターバックスでは、2020年よりFSC(R)認証の紙ストローを導入し、2020年11月からは、これまでプラスチックカップで提供していたアイスコーヒー、アイスティーを、ホット・アイス兼用のFSC(R)認証紙を用いた新たなペーパーカップと、ストロー不要のフタでの提供を全国101店舗でスタート、今年2月にはその取り組みを国内の全店舗に拡げていました。

同ストローは提供にあたり、強度や耐久性を更に高め、仕様も改良。

この素材変更が完了することにより、年間約2億本分のプラスチックストローの削減につながるということです。

もちろん、建前として、このような仕様変更というふんわりとした濁した書き方をしていますが、もちろん、株主収益第一の同社のこと、これまでのプラスチックストローの単価を下回る調達価格にならないと、このような発表はしないでしょう。

調達先の納入業者同士をこれでもか、というくらいに競わせ戦わせ、原価を究極まで下げさせた挙句、あたかもスターバックス社だけが環境への取り組みを先進的に行っている、風のリリースを出し、何にも知らない消費者や顧客は、やっぱスタバだよね!環境にも配慮していてステキ!ともてはやすさまが見えるようです。

同社は、日本およびグローバル全体で、2030年までに廃棄物・CO2排出量を50%削減する目標を掲げ、「リユース(再利用)」「リサークル」を含めた様々なアングルから、使い捨てプラスチック削減の取り組みを進めている、とのことですが、当然ながら、こうした取り組みを続けるなかで、さらに紙ストローや紙コップの調達原価を下げ、一方で販売するコーヒー等飲料やスイーツなどの単価はブランド化によってますます高くしていこうとする、正しい金融資本主義的な動きを真っ直ぐに行なっているというのも一面の真実です。

ああ、スターバックスのコーヒーやカフェラテは、あまり飲む気も食べる気もしませんが、スターバックスの株については、下がったところで本当に買いたいものです。

こちらからは以上です。