(2019/11/17)電車やバスといった公共交通機関での移動中でも十分にできる「インプット」の学習の秘訣とは
胸アツ!中国歴代王朝領土変遷動画版(2時間完全版) |
おはようございます。
2019年11月の朝夕冷えてきた秋の夜長に、ラーメンがうまい季節になりました。
といってもラーメンは年中食べているのですが、少し福岡市の都心から足を伸ばした郊外のラーメンの名店においてラーメン・餃子、焼き飯という黄金三点セットなどを食しながらこの記事を書き始めました。
以前、この店に数年前来たときには「現金決済オンリー」だったところ、QRコード決済のペイペイとLINE Pay、くしくもこの2社の「経営統合」の一報が駆け巡った直後の訪問でしたのでさらに印象深かったのですが、食べるお客の方も、結構このQRコード決済を使ってさっさと決済していくのが印象的でした。
当然、消費税増税対策という名のポイント還元制度や、ペイペイ自体が行っている独自ポイント還元制度も続いているので、現金で支払うよりはるかに「お得」であることは間違いないこのQRコード決済なのですが、これはお店側にも相当のメリットがあるように感じています。
レジに現金をためて、毎日締めて現金を数える必要が減りますし、さらにレジに売上金を入れておくことによる盗難や持ち逃げのリスクに常に晒されている、このような不安から解放されるわけです。
筆者は、こうした決済の手間や現金持ち運びのリスクを極力排除したいと日頃から考えているので、こうした場合には遠慮なくペイペイなりで、お代は「先払い」し、このような文章を書きながら、手持ちのiPhone7黒にはユーチューブ動画のお気に入りの動画、例えば古代中国から現代までの歴代王朝領土変遷(2時間超完全版)というような、ひたすら地図上の各王国の領土が色分けで変遷していくだけの動画や、日露戦争の戦況推移のロシア軍日本軍それぞれの軍勢の動く様子がプロットされ続けるだけの動画といった、そのような動画を流し見ながらラーメンをすすっています(汁まで飲んでしまいます)。
なお、スマホやタブレットを、いい感じの角度に固定しておく、アルミ製のミニスタンドも購入し、持ち歩くことで、いつでもどこでも好きな角度で、両手を空けて、かつワイヤレスイヤホンで音も聞きながら動画を楽しむことができるようになりました。
時代の進化を感じます。
このような時間の使い方(あと読書)というのが、もう時間の過ごし方としてたまらないと思う性向の筆者なのですが、このように考えてみますと、もはや、知識のインプットにおいてスクール形式で「集団学習」する意味はほとんどなくなってきたなと感じています。
どんな有能教師の神授業でも、リクルート社が提供する動画オンライン授業のスタディサプリの2倍速授業、もしくはユーチューブ講義の2倍速つまみ食いといった「インプット」+それに対応したテキスト(既存の教科書で全く可能)で勝ち続けることは難しいです。
学習指導というのは、決して、インプットのみが大切ということではなくて、そのインプットで得た知識を、自分で咀嚼してアウトプットすることまで完結させないと効果が上がりません。
インプットとアウトプットは、いわば車の両輪のようなものです。
そうして、アウトプットで成果を出すことができるためには、講義を聞いているだけでは絶対にダメで、学習者が自分で手を動かして、「演習」しないといけません。
この「演習「自学」といった大切な学習の時間や機会が、現在の全日制中学、全日制高校にカリキュラムとして組み込まれているとは到底思えない、というところが、筆者が大いに疑問視しているところなのです。
例えば、一定の英単語を覚えてこい、と放課後や自宅での深夜早朝の「宿題」で命ずるのではなく、1から100までの英単語演習(書き取り、聞き取り)を、タブレットでのクイズ形式で書かせて完璧になるまで演習を繰り返す、タイピングテストの「寿司打」のようなソフトで個々人が「正規授業の時間を使って」「それぞれが自学」すれば良いだけなのです。
ちなみに、「寿司打」はローマ字入力用のタイピング練習ゲームです。
専用ソフトは不要で、ブラウザベースでできますので、非常に手軽にいつでもどこでも取り組むことができます。
お皿が流れてしまう前に画面の文字をタイプして、どれだけモトを取れるか(= たくさん食べられるか)を競います。
これは、きちんと指をホームポジションに置いておくようにしないと、高得点(高速タイピング)が見込めないので、基礎基本の練習に非常になります。
例えば、高校英語においても、Z会から出ている「速読英単語(必修編)」約1,800単語について、この寿司打よろしく、英単語のタイピングで回すようにすれば、速攻覚える高校生が続出し、通常の国公立大学レベルの大学入試レベルなどには簡単に到達すると考えているのですがいかがでしょうか。
そのようなことを考えながら、移動する電車の中では、歴史各王朝諸侯の領土動画の続きを見て、中国の三国志の後の東晋西晋の時代や、そもそも日本の授業では「前漢後漢」というのを本場の中国では「西漢東漢」と言うのだというのを知ったり、中国人の作った動画なのに、日本の鎌倉幕府滅亡後からの南北朝時代や応仁の乱からの戦国自体などを細かく描写していて、歴史好きにとって国籍などは関係ないなあと一人にやにやしておりました。
さらに胸アツな動画「諸侯領土変遷日本史バージョン」 |
そのような隙間の時間を利用しながら、いつのまにか電車は目的地を通り過ぎてしまいました。
今回も、雑感になりましたが、自分の時間をできるだけ捻出して、インプットの時間をアウトプットの自学の時間を分けて考えるというのは、非常に有用な、やることが多くて頭が回らないときにはなおさら、ストレスのたまらない良い方法であると思いました。
ブログというアウトプットの時間だけは、PC画面の後ろにいる読者の皆様のことを感じれば一気に集中することだけはできる筆者からの雑感記事は以上です。
(2019年11月17日 日曜日)
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