これからは筆者改め鈴木でいきます(2021/06/13)

これからは鈴木で

おはようございます。鈴木商店の鈴木です。もちろん仮名、ペンネームです。本当は、武論尊(ぶろんそん)さんとか吾峠呼世晴 (ごとうげこよはる)さんといった一度見たら忘れない名前にしたかったのですが、かの合名会社鈴木商店をもじった合同会社鈴木商店の社主ですから鈴木で良いでしょう。ということで、今までは筆者とか塾長だとか名乗っていたかもしれませんが、これからは鈴木でいきます。全国の鈴木さん、これだけ多い日本の姓の中で今更1人増えたところでどうということもないと思いますが、よろしくお見知りおきください。

匿名で表現作品を世に放つことができるという、その権利が担保された世の中というのはとても大切なものでありまして、特に自らのプライベートな生活や空間を守りたいと願ういたいけな表現者自体はもとより、その表現者が所属する、他の組織や団体、会社等の防衛上も非常に重要な観点です。

合同会社鈴木商店の研修図書の一つとして最近ラインナップされました、「正直不動産」という漫画作品がありますが、この作品のように、現実の不動産取引や業界の世相を深く抉り取り、活写した表現作品を世に出した場合、その関係者が旧来型の業界筋から執拗な不利益や身の危険に晒されることになります。これでは、ホリエモンさんや、ひろゆき氏、やまもといちろうさんのような、本名で発信して炎上上等と覚悟して実際派手に読み手も含めて燃え上がっておられるアルファブロガーな方々以外の人間は、批判が怖くて世間一般に特に問題ない、薄っぺらく面白くもないことしか表現できなくなってしまいます。

社会のクソな状況を告発したり、大衆に対してこのままではいかがなものかと、それとなく注意を向けさせるために、ジャーナリズムというものが発展してきたようですが、かつてはエッジがきいて面白かった新聞や雑誌も、コンプライアンスだの他人の人権や権利などに配慮しつづけ、遠慮を重ねつづけた結果、誰にも見向きもされないつまらないものになってしまったように思えてなりません。

他人の人権や自由や権利、社会の安寧を願う前に、まずは自分が思い切り自分の命を燃やす方が先だと思います。社会問題を解決したい!と望むならまずは、自分で自学自習して鍛え、自らのスキルを高めて世に問わないといけません。単なるやりがいだけで外に出ても、社会の闇で生きるものたちの、いい養分になるだけです。

社会の大きな仕組みを知ることからはじめましょう。このことを知らない日本の、身体だけ大きな子供の大人たちよ、自分の子供に勉強しなさいとか、安易に政府を批判している暇があったらこの日本がどうして独立国として、一定の世界の尊重を受けてここにあるのかくらい、歴史から勉強するべきです。

小中学生におかれましては、なぜ自らの手で自学自習することが大切なのか、このことを、お父さんやお母さん、それからファッションや漫画アニメに動画コンテンツのことしか頭にないGAFAMの養分まっしぐらの高校生や、あほな大学生にも教えてあげて下さい。

自分からやる人になろう

だいたい、世に何かを放とうと働いたり勉強したりしている人たちは、一様に、朝が早いです。

田舎の農家では、毎朝4時半から働いているのはざらです。家族も一緒に働くし、若者もよく働きます。ただし、やっぱり会社としての社員の社員の定着率は低いようです。50歳を超えた、通常の会社なら役職定年を迎えて給料が激減する、そんな状況におかれたおっさんでも、寮付きで雇ってもらえるようなところで、労働条件の良いところはないです。

労働条件が良く、多くの人が入りたがり、入ったら辞めないような職場なら、人手不足にはなりません。だから、人材募集をする必要もありません。人材募集を続けているところは、きつい、給料が安い、汚いなどの問題のいずれか、あるいは、すべてがあります。「日本の場合、良い職場には大学新卒でしか入れない」わけなのです。例外は、善良であるために、業績が急拡大している会社くらいでしょうか。

では、どうすれば儲かりますか?といえば人の嫌がる仕事は儲かります、と答えるしかありません。人のやりたい仕事は儲かりません。例えば極論、アイドルは儲かりません。その子が辞めてもお前の代わりなどいくらでも後続がいるので運営側は続々応募がくる子たちからチョイスするだけです。一方、ごみ収集や解体、放射能除染や遠洋トロール漁業、石油タンカーで半年間ずっと世界の洋上や潜水艦乗りみたいな人がしたくない仕事は儲かります。誰も応募しないので辞められたら困るからです。

なので、「どうすれば儲かるか」の回答とすれば社会として必要だけど誰もやりたがらない事をすれば儲かります。

鈴木の場合は、未明にスクワットなどの運動や在宅勤務や執筆、米国株式トレードや研究に読書会、日中は仕事、夕方は炊事洗濯といった家事や育児や地域活動という生活で、ある意味金もかからず安定しています。

日中は毎日土日も含めて勤務でまったく構いません。むしろ、外に出張したり、身体を適度に動かしながらの作業は、むしろ、息抜きになっているくらいで、身体も整います。土日祝日が休みだからといって、特におっさんには消費生活上やることもありません。せめていえば、まだしぶとく残っていて伸びてくる頭髪を、1か月に一回、知り合いの理容師に切ってもらう段取りをつけて、頭を刈ってもらうくらいです。

在宅でテレビを観たり、映画やドラマの一気読みや一気視聴も、昔は面白かったのですが、最近は体調がおかしくなるので、あまりやらなくなりました。代わりに、よく噛んで食べるように、毎日少しずつ消化して、読み切らずに死んでも悔いがないようになりました。

旅行、飲食、娯楽など、普通の人の余暇の過ごし方は、むしろ、退屈でつまらなくなってきています。面白い人に会えるのなら、どこまでも行きますが、そうでなければ今の生活スタイルを崩したくありません。飲みに行こう、という台詞は本当に飲みに行きたい人にとって大事にしたいです。旅行もそうで、もう死ぬまでに行きたいところリストにはあらゆるおすすめの場所が目白押しなので、優先順位をつけて、この謹慎明けから再始動しなければ間に合いません。

農業に代表される敬遠される職業は、「単調で長時間」か「重労働で長時間」か「劣悪な環境で長時間」です。この点、重労働、の中にパソコン作業連続16時間の、自称知的労働も十分含まれます。

問題は、こうした劣悪な環境の仕事ほど、収入が低いことでしょう。農業ではやはり、市場のセリ値が上限になってしまいます。かといって自力で販路を見つけて販売先まで届ける物流網を手に入れるのはもっと大変です。おまけに少子高齢化で需要が減っているうえに、安値の輸入品が入ってきているときています。米どころの製菓会社が作るあられやせんべいなども、原材料の米はアメリカ・中国・タイなどからの輸入米になっているのです。うどんの小麦を国内産にしたら、一杯1,000円でも採算取れないでしょう。

教育産業も淘汰される

さて、こんな労働市場の中、子育て終了のパパママや、そもそも子供もいません、育児から解放されている勤労者ならともかく、子供がいた場合、教育費を出すのは大変だろう。特に私立大学の学費は高く、住居費や生活費などの仕送りと合わせて年間200万円にも上ります。農業なんかの収入はそっくり飛んでしまいます。

しかしながら、ここは新型コロナ禍で大学の存在異議も問われています。

しょうもない教員の生の講義よりも、優れた教員のオンライン講義の方がはるかに優ります。これだけ技術の変化が激しければ、ある一定の年齢、歳を過ぎた教員では、時代遅れになった昔話の講義しかできないでしょう。最先端の技術を身につけたければ、生産現場に出るしかないです。

講義はオンラインに取って代わられるから、農業や葬儀などを追って、いよいよ大学自体も値下げ競争になるのでしょう。すでに、タイムズハイアーエデュケーションの世界大学ランキング100位以内に入っている大学のMBA、経営学修士の修士の学位が、全てオンラインで200万円くらいで取れる時代です。日本でここまで振り切った大学はもちろんなく、そもそも今かろうじて2校ある100位以内の大学がなくなるのも時間の問題です。これは東大や京大をバカにしているのではなく、単なる時点を将来に置いた事実です。世界人口が100億人に到達する頃には、人口比率の多いアフリカの有名大学だらけになるでしょう。

これまでは校舎建設や宣伝など、高級感の演出に費用をかけていたけれども、技能習得と並ぶ学校の機能は、同窓意識。これが得られないような大学だと、今後は行く価値がなくなります。

それでは、今後とも鈴木商店の鈴木のブログを、よろしくお願いします。