今回当選の衆議院議員の1日100万円事案について
今回当選の衆議院議員の1日100万円事案について、具体的には、2021年10月31日(日)20時-24時の4時間だけ、衆議院議員になっているのに、月額100万円の文書通信交通滞在費がまるまる支給されているのは問題だと吠えた日本維新の会創始者である橋下徹氏の発言を端緒とする一連の騒動について、その騒動の中心となっている今回当選した衆議院議員の一人である福岡9区緒方林太郎氏が現時点では最適と思われる対処案を表明していたのでご紹介します。
以下、緒方林太郎(福岡9区選出、無所属、衆議院議員)のSNSより引用
話題になっている、10月分の100万円の文書通信交通滞在費について、私の対応を報告します。
緒方林太郎 フェイスブックページより
私は個人国債を100万円購入します。その上で、購入した分は将来的に換金する事なく、満期が来たら(利子分を含めて)再購入します。
「寄付」という形を取らなかった、私なりの理由を説明します。①公職選挙法上、様々な制約がある、②制約外の団体への寄付は可能だが、対象団体を選ぶのがなかなか難しい(そして、何処に寄付したかを表明しにくい)、③本当に寄付したのかを検証する事が難しい等です。
個人国債は購入するものですので公職選挙法の縛りはありません、国会議員として日本国への貢献となります、買ったか否か、引き続き持っているか否かは、私の国会議員としての資産報告を見れば分かります。
「所詮は個人の財産運用じゃないか」というご批判は甘受します。なので、将来的にもこの分はずっと換金する事なく国債として保有し続ける旨を表明しておきます(将来、私の資産報告に国債100万円(+利子)分が載っていなかったら嘘つき呼ばわりしていただいて結構です)。
その上で一言。今回は返り咲きや初当選議員の文書通信交通滞在費ばかりが話題になっていますが、再選された議員は10/14の解散で失職し、10/31に再選されています。つまり、10/15-10/30の間は衆議院議員ではありません。再選された議員が衆議院議員でなかった期間分(今回であれば16日分)の文書通信交通滞在費についても、同じ俎上に乗せた議論が必要なはずです。
個人国債を購入し、税金が元手の文書通信交通滞在費について、国策に沿った対応をしながら、寄付という偽善行為に逃げない、極めてまっとうな個人としての対応だと思います。
その前に、国会としては、まず定数削減が議論されるべきでしょう。
特に、小選挙区で当選していない候補者が、比例で復活当選してしまうという現行制度は、非常に問題があると思っています。
以上
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