保育士や介護士の賃金アップについて

岸田文雄首相が、保育士や介護士らの賃上げに意欲を見せています。

政府の会議で「看護、介護、保育、幼稚園などの現場で働く方々の収入の引き上げは最優先の課題」と表明し、近く決定する経済対策にも盛り込む方針です。

「重労働なのに低賃金」とも言われ続けてきた保育士の仕事ですが、低賃金だからという理由だけで保育士のなり手が少なくなっているわけではありません。

この手の職業は、非常に誤解を招きやすい言い方ではありますが、残念ながら若い、それも女性の短期間の腰掛けで寿退社してもらうという前提での雇用なのです。

ですので、最初からずっと低賃金で重労働できる人しか必要としてなかったわけです。

それが今でも続いているということなのです。

園長先生の極めて大事な仕事が、女性保育士さんの「良縁」を紹介することだというのも、厳然とした事実なのです。

したがって、保育士や介護士の賃金を倍増したらハイスペック人材に置き換わって今の人たちは失業することになると思います。

そして、今、保育士になる感じの人(労働者)はどんな職業につけるのかということを考えるに、雇用問題は一筋縄では行かないと思ってしまいます。

以上