リトアニアの勇気
2021年22日付の中国共産党の機関紙、人民日報系の環球時報は、台湾の名称を用いた代表処(代表部に相当)の設置を認めたリトアニアについて「ゾウの足の裏にいるネズミか、ノミにすぎない」と非難する社説を掲載しました。
そして、同国との外交関係の格下げは、ほかの欧州諸国に対する見せしめの意味合いがあると指摘したのです。
中国外務省の報道官は同日、リトアニアが「あしき先例をつくった」と非難し、外交関係を大使級から臨時代理大使級に格下げする措置を、主権を守るために発動すると宣言しました。
環球時報の社説では、リトアニアが台湾問題への関与をさらに深めれば断交に踏み切る可能性もあるとしています。
台湾は台湾ですから、べつの国の中国にとやかく言われる筋合いはないです。
リトアニアの勇気がすばらしいし、中国に脅しにも屈しない信念がすごいです。
ここで日本はリトアニアをしっかり支援し、他国にもリトアニアをサポートする味方が増えるよう、迅速な働きかけが重要と考えます。
台湾支援を認める国が増えれば、台湾に対する中国の横暴もやりにくくなり、ひいては環太平洋の平和と繁栄につながるのです。
台湾は、人々が平和に暮らしているのに、それを脅したり、いじめたりするのは、間違いなく「悪」と当社は考えます。
逆に、中国が行っているウイグルや内モンゴル、香港の人権弾圧、ジェノサイドこそ、非難します。
これはもはや内政干渉の問題ではなく、人類の罪です。
世界各国は連帯して、これを非難し、やめさせるべきだと思います。
近い将来、中華人民共和国という独裁国家が、かつてのソヴィエト連邦のように、解体することを予想しておきます。
また、リトアニアが冬季北京五輪2022に参加表明した場合、それを受け入れるか楽しみです。
自国の女子テニス選手の時は、スポーツは外交問題ではないと言ったのだから、仮に参加表明がされたとしたら、どのようなヘンテコな理屈で拒否をするのか、こちらも見ものです。
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