センターピンを倒すためには
社訓がある会社を選べ
おはようございます。おっさん筆者@対馬です。
ボーリングでストライクを取るためには、センターピン(真ん中で一番前にあるピン)にボールを当てて倒さなければなりません。
センターピンにボールが当たらなくても、まれに、二番目三番目のピンにあたったのがうまいこと跳ね返ってセンターピンを倒す場合がありますが、それは本当に偶然のことであり、そんな偶然に自分の運命やスコアを委ねるのは得策ではありません。
企業経営や事業戦略、売上拡大計画や営業計画においても、このボーリングで言うところのセンターピンが何かをイメージすること、そしてメンバー間できっちり認識を共有しておくことが何よりも大切になります。
センターピンのイメージがバラバラだと、メンバー間の意識の前提が揃っていないので、走り始めると綻びが出てきます。
そして、センターピンである事業戦略や経営理念を決定するのは、社長、あなたです。
他の誰も、有名なコンサルタントも政治家もカリスマ経営者も、あなたの会社の事業戦略は決めてくれません。
経営理念は、会社ごとに異なり、そして会社ごとにそれぞれ美しいものです。
ですが、見てくれだけが美しくてもどうにもなりません。泥臭く、企業存続を図るために、そして企業存続を図ってよかったと心から、後の世の人に恥じない仕事をするために、経営理念は磨くものであり、時の試練に耐え、経営者が変わっても、変わらない軸のようなものになるでしょう。
だいたい、目に心地よい、耳に心地よい言葉やロゴができて終わります。
そして、振り返られることはありません。
すでに、創業者が引退し、その創業者の言葉を直接聞くことがなくなった企業において、社訓が息づいている会社は強いです。
自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ
そんな一社がリクルート社の「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」であり、セガ社の「創造は生命」でしょう。
創業者より経営者より、むろんきれいな本社ビルでもなく、サービスや商品自体ですらない、社訓が目立つ会社。このような会社を目指したいものです。
社長、あなたの周りの会社の中の人、外の人は、その人達が示す方針や支持するやり方は、必ずそのまま会社の経営理念に合致しているか、センターピンを倒すボールなのか、いつも問うていますか?
筆者はよく問うていないことを自覚しているので、いつも立ち返って自分に問いたいと思います。
合同会社鈴木商店の経営理念は、2021/07/14現在、「世界に通用する会社をつくる」です。
以上