失敗を繰り返さない考え方

ミスを繰り返さないために

人間、人間ですからそれゆえに失敗を繰り返すものです。

しかしながら、その失敗を引き起こしたときに、その原因を自分自身以外に求めて反省しないのは論外ですが、自分自身に求めたとしても、自身の知識不足や学習不足に求めすぎるのもまたよくありません。

よく、ミスが起こった時、その原因を

「勉強不足でした」
「知識不足でした」

というような一般的な言葉で済まそうとする人がいます(筆者もそうですが)。そして、お決まりの「これから気をつけます」で終わらせてしまいます。本当は、わからないことをわからないまま進めてしまい、もう引き返せないところまで来た=失敗認定、という場合がほとんどなのですが、この引き返せないところ=ポイントオブノーリターンの手前で確認できるようになるか、そこでこれ以上わからないまま進めたらマズいと感じて立ち止まり、引き返せることができるか、そこに失敗を続ける人と、少しずつ改善できる人との違いが出てくるような気がします。

だいたい、失敗の原因は実際わからないことをわからないまま無理に進めたことが原因であります。

確認すべきタイミングで確認できなかった、そのような人は勉強不足というよりセンスがないのです。そういう人の「勉強不足」は反省してるようで全くしていない逃げのフレーズです(筆者もそうですが)。

「気をつけます」の意識だけで変わるなら失敗は起こらないし、全ての工程にダブルチェックとか、そんな中小企業や個人事業でありえない非効率な根性論は無理です。

一人ひとりが、多能工になり品質を担保できる、そのような大人の集団になれるかどうかにかかっていて、そのためには、困難は分割せよとルロイ修道士が教えてくれたように、問題をプロセスに分解して具体的な対策をするのが、少なくとも他人からカネを貰って仕事をやるプロとしての心構えです。

そして、問題解決は「How:どうすればいいか?」や「Why:なぜ起こったか?」ばかりに目がいってしまいがちだけど、まず明らかにするべきは…

What:なにが問題なのか?

だと思います。

だと思います。

マイナス要素はWhatで特定、プラス要素はWhyやHowにフォーカスしたほうが良いようですね。

この点、モチベーションや組織の求心力を高めるためにはWhyから始めよ、と筆者は言いましたが、失敗の解決にはこれとは逆のアプローチが良いと思っています。

問題を細かく分割し、そして問題が起こっている箇所を特定し、そこへ直接切り込む具体的な解決策を決め、今後、その工程を共有すること。これだけでかなり類似の失敗は減ると思います。

以上

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