(2019/06/18)大英帝国博物館で日本のアニメコンテンツが大きく紹介されている件です
おはようございます。
2019年(令和元年)6月の、海外にはあまり行ったことのない筆者からのブログ配信記事です。
日本が生んだ漫画やアニメーションというのは、海外では非常に高尚な「文化」として、例えば大英博物館でも大きく展示されている、そのような時代になったそうです。
現地に行った友人からの報告によりますと、大英博物館のマンガ展は、同時に開催されているムンク展よりも、大きなメインの展示会場で紹介されているらしく、これは、日本のマンガ文化のほうが、保守本流の芸術作品であるところのムンククラスも凌駕していることの何よりの証左なのかと驚きました。
ムンクも叫び、二度見したくなる2019年(令和元年)の世の中です。
このマンガ展ですが、マンガ作品、キャラクター、歴史に作家、媒体やコンテンツ制作の手法、それから編集や広告、コスプレといった掲出や表現方法まで、とにかく多面的に、平面(二次元)、立体、それからセル画や動画、VRやARとこれでもかという内容に満ちているということです。
そして、歴史の世界では、もはや世界最古の漫画といって良い「鳥獣戯画」から葛飾北斎までの古典的日本芸術からの流れ、それから近現代(近代、という漫画のジャンルがあるのかと驚きました)の漫画作者がこうした古典から受けた影響などが紹介されており、もう知る人ぞ知る展示になっているということです。
向こうの人にとっては、葛飾北斎も鳥獣戯画も、それから水木しげる先生の描くゲゲゲの鬼太郎の世界も、同様に理解される、分類されるということなのでしょう。
手塚治虫先生はもちろん、九州福岡県日田市の生んだ、あの「進撃の巨人」の超大型巨人の頭部マスクが飾られていたり、キャプレン翼が本当に欧州リーグで活躍したりしているわけです。
このように見てみると、実は明治時代から日本人のマインドはそんなに変化していないのかもしれず、海外で紹介された日本の文化が、逆輸入されたところで爆発する、ブームになるという流れは令和の時代も続いているのかもしれません。
フェノロサしかり、ドナルド・キーンしかり、そもそも「日本アルプス」というのも、修験道をやっていた日本古来の山岳信仰を、欧米のアルピニストがすごいと紹介したから広まったのであって、この逆輸入バージョンをうまく事業化したら、面白いことは他にも起こりそうな気がします。
実は、大英博物館どころか、英国、さらにはヨーロッパすら「まだ」行ったことない筆者からの見てきたような記事は以上です。
(2019年6月18日 火曜日)
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