2015年シーズンのメジャーリーグの秀逸なトリックプレーの話です
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イチロー選手(マリナーズ時代) |
おはようございます。
2015年12月の記事です。
2015年メジャーリーグのオフ情報です。
マーリンズのイチロー選手が、早々に同チームとの契約に合意し、2016年のシーズンもマーリンズ外野手としてプレーすることになりました。
42歳のシーズン、明らかにキャリアの終盤に差し掛かっていると思うのですが、来期もまたあの玄人好みのプレーを見られると思うと楽しいものです。
今期のイチロー選手は、確かに打率や打点では成績を落としているかもしれませんが、衰え知らずの肩と速い足、そして頭脳は健在です。
特に、今期2015年5月10日敵地ジャイアンツ戦で見せたトリックプレーは、これぞ野球脳の真骨頂というべきものでした。
1‐0で迎えた9回1死、俊足ランナーを一塁において同点をうかがうジャイアンツ。
続くバッターがライトオーバーの大飛球を放ちます。
しかし、そこで右翼手イチロー選手は立ち止まり、まるでキャッチできるような仕草で見上げたのです。
一瞬球場全体が幻惑される中、ピンチランナーの一塁走者も躊躇し、ハーフウェーで立ち止まります。
その刹那、打球は後方フェンスに直撃し、うまく跳ね返りのボールを補球したイチロー外野手はすかさず内野に返し、一塁走者の本塁突入を阻止したのです。
普通ならばこの二塁打で一塁走者は余裕でホームを踏んでいたでしょう。
当の走者からも、あんなプレーは見たことがないと言わせた彼のプレーこそ、若手の手本としてマーリンズが欲しがったスキルなのかもしれません。
なんでもない、普通のフライのはずなのに、なぜかしっかり後逸してしまう筆者からは以上です。
(平成27年12月3日)