(2013/12/24)しぶとく生き残るガラケーについてあらためて述べておきます

ガラケー

おはようございます。

2013年12月の記事です。

しぶとく生き残っているガラケーについて論じます。

ガラケーとはガラパゴス携帯の略称です。

ガラパゴス諸島は太平洋に浮かぶまさに孤島群で、他の土地との陸上の接点が全くないまま長い期間にわたりその島の陸上動植物が独自の進化を遂げたところです。

かのダーウィンが測量船ビーグル号に乗船してこの島を訪れ、進化論の着想を得ることになったことと合わせて有名ですが、転じて、IT技術などで国際的なデファクトスタンダードと異なる独自の普及を遂げた技術に基づきサービス展開している携帯電話を指すようになりました。

日本のいわゆる二つ折りが主流の携帯電話は、ワンセグや赤外線通信、電子マネーなどの世界標準とは言い難い高付加価値サービスを搭載しています。

これらの規格は、日本人の感性にマッチし支持を受けたため発展してきましたが、数年前より世界標準のスマートフォンと呼ばれる情報端末の物量に押され、一時は絶滅するかとまで言われました。

しかし、ここに来てスマホの勢いも鈍化し、ガラケーが盛り返しているようです。

結局、モバイルシーンで使うのは電話とメールだけというライトユーザー層が多く、また、ヘビーユーザー層についてもこれで本を読んだり音楽を聞いたり家計簿をつけたり万歩計に使ったりとアプリ重ねになればなるほど、内蔵電源バッテリー切れを起こしやすくなってしまい、そもそものモバイル性が損なわれてしまうというジレンマに陥ってきているのです。

モバイルでなければ、このブログを今書いている筆者のように、パソコンの前でやればいいだけのことなのです。

外出先で道端に立ちながらできることといえば、やはり電話と簡単なメールチェックくらいなものでしょう。

そう考えると、電源長持ちで料金と使い勝手に優位性のあるガラケーへの一定の支持が続いているのも頷けます。

企業の現場では、数十年前のプログラム言語で構成されたシステムが立派に稼働していますし、東京の地下鉄銀座線も1927年(昭和2年)に開業し今でも立派に現役であることも考えれば、数年で業界地図がガラリと変わるIT業界というもののほうが「異端」なのかもしれません。

今日はここまでにいたしとうございます。

ガラケーでもスマホでも、特に電話が来ることはない筆者からは以上です。

(平成25年12月24日)

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