おはようございます。
2018年2月の記事です。
世界は驚きに満ちていることをお知らせするのがこのブログの使命です。
New Species of Crayfish Can Clone Itself
という原題で、自分のクローンを作れる新種のザリガニが見つかった、という記事が配信されています。
つまり、この「雌の」ザリガニは、父親いらずで、例えば水槽に数匹入れていたら、いつのまにか数百匹に増えている、という恐ろしい倍々ゲームで増えて行く生き物であります。
漫画ドラえもんに、「バイバイン」という、一定時間経過で何でも倍に増やすことができるという夢の機会が現れて、そしてどら焼きを増やし続けて街がどら焼きで溢れかえったというお話がありますが、それと同じように、単為生殖という、要するに体の一部が分離してそれがそのままクローンとして別の固体となる(遺伝子は同じ)という生殖方法をザリガニという割と身体の大きな甲殻類が獲得したというのは驚きです。
例えば、アリやアブラムシといった昆虫は単為生殖を行い、働きアリや樹液を吸う分業を行い社会的な役目を与えられるという例を見ることができますが、いずれも比較的小さな固体において行われるのが単為生殖(クローン)の特徴です。
しかし、どうやら突然変異によって、このザリガニ(クレイフィッシュ)は、雌だけで雌(というより自らのクローン)を生み出し、そして生み出したザリガニもまた自らの子供(子供といってもしつこようですがクローンです)を雄なしで生み出すことができるので、増える環境さえあれば歯止めなどなく何百万匹にもなり、今も倍々ゲームで増え続けるということになります。
最初はペットとして持ち込まれたこの種のザリガニが、世界の生態系を破壊する侵略的破壊外来種として当局にマークされるのも時間の問題となるでしょう。
用無しの雄にならぬように頑張りたい筆者からは以上です。
(平成30年2月12日 月曜日)
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