(2016/11/29)年間残業時間2,000時間の実例について2016年時点のものを記録しておきます
散らかった仕事のイメージ |
おはようございます。
2016年11月の筆者王提供の過酷な残業に関して論ずるブログ配信記事です。
平成も28年末まで来ているというのに、相変わらず残業自慢の昭和世代の筆者です。
現在の経済産業省の前身に通商産業省という省庁がありました。
ここで官僚をやっていた人が冗談交じりに通商産業省は通常残業症と言っていたという話をしていましたが、現在においてもあまり状況は変わっていないようです。
年間残業時間2,000時間といえば、通常の8時間勤務での年間就業時間が1,850時間程度ですから通常の勤務時間を上回る残業をしていたということになります。
ここまでくると残業ではなく別業でしょうか。
さて、2013年度のある北関東県(公務員)の時間外勤務手当で最も長く残業した税務課の職員がこの節目の残業2,000時間超えを見事に果たし、年間時間外手当740万円の支給を受けたということです。
「普通の職員の2倍、朝から翌日未明まで仕事をしていたことになり、この職員は県庁に住んでいたのか、という話になる。支給金額はともかく労務管理上、問題がある」
と指摘したとのことですが正確ではありません。
ここまで残業漬けになってしまうと、土日も祝日もなくなります。
土曜日と日曜日は8時間の勤務(休日出勤、時間外労働)くらいで許してもらうとして、通常の平日は14時間勤務(17時から23時くらいまでで終電で帰ります。タクシー代はこのご時世出ないでしょうから)、これで平日の5日間は残業6時間、土日8時間(休日出勤)で、見事一ヶ月(4週間とする)の残業時間184時間、一年で2,208時間という計算となります。
さすがにお盆や元日くらいは休むでしょうから、2,000時間は職員としての限界の数字でしょう。
システムとは本来人を楽にさせるものなのではとの疑問が拭えません。
問題は県の人事のはずなのに、これでは家庭も自分のプライベートも犠牲にして職務に忠実に振舞った税務課職員は報われないことだと思います。
と、いろいろ書きましたが振り返りますと自らも相変わらずワンパターンの残業自慢の昭和世代から脱却したい筆者からは以上です。
(平成28年11月29日 火曜日)
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