中高生の勉強がはかどる方法と最初の一歩を真面目に科学してみたいという話(アタマプラス)
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| 千里の道も一歩から |
おはようございます。
2016年7月の中高生の勉強に関する配信記事です。
中高生のお子さんを持つ保護者のみなさん、この夏休みにおける環境変化に戸惑っておられることだと思います。
これまでは、学校や塾の宿題やイベント、部活動などでお子さんの時間のほとんどは充てられていたところ、40日間という長い期間にわたって基本的に自由な時間が学校から家庭に与えられたわけです。
ここで、中高生の勉学というものについての考え方を今一度整理しておくのもよろしいかと思います。
部活動については、夏休みだろうが練習は一定の間隔で執り行われ、とりわけ強豪チームにとって見れば、市大会県大会全国大会・・と続くトーナメント大会が行われる暑い夏(筆頭は甲子園)ですからここでは割愛します。
何よりも大切なのは、勉強の習慣化です。
基礎基本の前に、とにかく勉強を始めてみるという時間を習慣的に作ることが重要です。
1問も解けなくても、まずは机に向かって解き始めたというところを評価しましょう。
千里の道も一歩からです。
そうして、ハードルの低い基礎基本の計算から少しづつ、時間をかけていいのでじっくり解いていきます。
解けるという成功体験により、少し面白くなって「はまって」いけばしめたものです。
とにかく始めてみるというのは最も効果的なソリューション
とにかく始めてみる、というのは筆者が社会人になって最初に言われたことです。
とにかくすぐ始めてみれば、いずれ問題点が明らかになり適切なやり方を見つけ出すこともできるが、始めてみなければ単に抱えているだけになってとどまっているだけだ、というようなことでしたが、今でも通用する至言だと思います。
そして、先ほどから1問、とか計算といった言い方をしていますが、小学生ならば算数、中学生からは数学と英語が、重点的に行うべき学習科目ということになります。
5教科をまんべんなく、というのはお勧めしません。
英語や数学は、基礎ができて始めて応用問題が解ける、いわゆる「垂直型」の学習科目です。
過去の学習内容を理解できていないと、現在の学習内容が全くわかりません。
「式の計算」がわからないと、「連立方程式」は解けません。
「一次関数」がわからなければ、「二次関数」はわからないのです。
ですので、学習を進めるのに過去の蓄積を必要とするだけ、ものすごく大変で、かつ点数や成果のUPを実感するまで非常に時間がかかります。
反対に、理科や社会、国語といった科目は、ある程度過去の学習とは関係なく現在の学習内容が理解できる「水平型」の学習です。
手っ取り早く、興味のある範囲を得意分野にすることも可能です。
成果も、数学英語に比べれば手っ取り早くでます。
そこで、頭を使って根を詰めて行う本当の「学習」は数学英語に特化して朝の早いうちに集中して済ませておき、部活帰りの気持ちが乗ったときには見るだけでげんなりする数英は避けて、好きな歴史だの小説(国語)だので半分遊び半分勉強といった軽い気持ちで学習を進めるという方法をお勧めします。
残念ながら、社会人となって最も応用力を試されるのは、数学や英語といった論理的思考力や数学的思考力であり、インターネットの発達により単なる知識については急速に競争優位を失いつつあります。
筆者が小学生であった昭和時代にも言われていたことなのですから、現在ではいわずもがな、ということだと思います。
繰り返しますと、中高生の学習についてはとりあえず始めてみること、そして本当に頭を使ってやらなければいけないのは数学と英語、そして空いた時間や集中できない時間で残りの科目をやるといった学習の習慣化を図ること、ということになります。
最近は、アタマプラスという自動的に学習者の弱点をあぶりだしていき、専用の課題を出してくれるというツールも開発されてきています。
飲み会の習慣化は強固で堅牢な筆者からは以上です。
(平成28年7月25日 月曜日)
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