おはようございます。
2018年1月の零細投資家ビルメン王によりますコツコツ積立記事です。
さて、2018年から始まりました積みたてNISAでは、年間40万円までの投資について非課税制度が導入されるというものです。
要点を申し上げると、積みたてNISAは少額投資非課税制度と正式にはいいまして、指定された投資信託の分配金や譲渡益等が非課税になるというもので、その投資枠は、毎年40万円まで積みたてた最大800万円までの残高(要するに20年間)について、非課税期間が最長20年間つづき、その株式投資信託等の分配金や譲渡益が非課税になるという制度です。
そして、その積み立てるNISA口座への投資信託購入のスタイルとして、「毎月積立」だけではなくなんと「毎週積立」「毎日積立」ができる証券会社があります。
投資信託の積立といえば、今までは「毎月積立」が常識でしたが、SBI証券では2017年から様々な積立方法に対応するようになりました。
具体的には、「毎日コース」「毎週コース」「毎月コース」「隔月コース」「複数日コース」から選べます。
一定の周期で同額の投資を行い続けると、結局投資取得平均価格を下げることができるドルコスト平均法という投資戦略がありますが、確かに毎月同額を投資するより毎日(毎営業日)同額を投資した方がその効果は(わずかながら)高いということになります。
証券会社側は毎日買い付けるという手間があり大変ですが、それも証券会社側でサービスでやってくれるというテクノロジーの進化の恩恵を受けるのも良いと思いまして、筆者も早速毎日(毎営業日)積みたてをやってみました。
こちらで勝手に計算すると、2018年は245日の営業日数と出ました。
ではつみたてNISAの上限額40万円を
245日で割ると、
1日あたり約1,633円
となります。
だいたいこれが、一営業日あたりの投資金額となりそうです。
一営業日あたり1,633円。
コーヒー4杯分、みたいなイメージでしょうか。
これを20年間積みたて続ければ、かなりの資産形成になりそうです。
理論的には40万円を20年ですから800万円となります。
ここから上がる譲渡益や配当益に期待したいと思います。
もちろん、投資期間が長くなるにつれて「毎日積立」でも「毎週積立」でも「毎月積立」でもリターンの差はほとんど無くなります。
つみたてNISAのように20年以上の長期投資を前提とした制度では、どれを選んでも大差なしなのです。
しかし、筆者は庶民が取ることのできる究極の投資手段であるドルコスト平均法が大好きなので、しかも筆者が社会人になって初めて指導担当となっていただいた先輩社員から、最初に教えてもらった投資戦略ですので、毎日積立ができるなら迷わず毎日を選びたいと思います。
毎時、毎分、毎秒、と続いていけば限りなく投資成果も追求できますが、その増分は極めて少なくなりますので、毎日あたりが現実的な線といえそうです。
筆者のような、マニアックな商品ラインナップを好むユーザーの声も拾い、その選択肢を増やそうとする証券会社の姿勢は非常に評価したいと思います。
世の中には、仮想通貨取引業者が顧客預かり資産の仮想通貨をごっそり580億円盗まれるといった笑えない事件も起こっております。
投資は自己責任で、賢く行きたいものです。
分散投資に関連しますが、配当をしようがしまいがその投資結果は変わらない、というMM理論(MM命題)と呼ばれる投資の世界の金言がありますので、合わせてご紹介しておきます。
企業価値は配当政策によって変化しない。
また、企業価値は資本構成によって変化しない。ただし、法人税がない場合に限る、というものですが、これなどは、小手先の企業運営方法によって本源的な会社価値が左右されることはない、ということを言いえて妙であります。
投資の格言に「見切り千両損切り万両」というのは勇気ある撤退の価値を示していますが、仮想通貨ウォレットごと、ごっそり持って行かれた投げ銭好きの筆者からは以上です。
(平成30年1月27日 土曜日)
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