イギリス英語とアメリカ英語の典型的な違いを挙げておく記事です
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ロンドンな感じ |
おはようございます。
2015年12月の記事です。
英語は勉強中の筆者です。
そんな中、イギリス英語とアメリカ英語の違いとして良く例に出されるのが、liftとelevatorです。
スコットランドから来た筆者の英語の先生が言ってました。
エレベーター、というのは日本語にもなっておりますが、この機械仕掛けで建物の上下階に移動する箱型の輸送具のことは、イギリスでは断じて「lift」と言います。
リフトというと日本ではスキー場のゲレンデ上部に向かうための輸送機械のことを指したりしますが、イギリスではそうではありません。
liftは都会のオフィスビルに普通にあるもので、スキー場の話にはならないのです。
また、アメリカでは「apartment」といい、日本でもアパート、で通用する言葉にあたるイギリス英語は、「flat」です。
日本語だと、何が平らなのか訝って(いぶかって)しまいますが、立派に「共同住宅」のことです。
そして、極めつけは、米語で「drugstore」、日本語でもドラッグストアという業態で、医薬品や医薬部外品から生活衛生用品まで幅広く扱っているチェーン店業態のことを言いますが、英国英語(適切な言い方が思い浮かびません)では「chemist's」です。
何かジキル博士とハイド氏がマッドな科学実験をしている館っぽいようにも見えますが、健全なチェーン店です。
また、文字自体は一緒でも、真ん中を表すセンターが、発音も一緒なのに「center(米国)」だったり「centre(英国)」だったりと少し綴り方も違ってきます。
言葉は生き物ですから、各地域に根付いた形で自然に変遷していくところは、まさに生物と一緒というところなのでしょう。
英語もなかなか奥深いものです。
日本人のお家芸でありますEngrish(和製英語)であるガソリンスタンドからなかなか脱却できないサラリーマン(これも和製英語)の筆者からは以上です。
(平成27年12月8日 火曜日)