インバウンド来訪客であふれかえる我が国を誰が想像したでしょうか
![]() |
通天閣です |
おはようございます。
2015年6月のインバウンドに関する配信記事です。
外国人が日本に観光やビジネスに訪れるいわゆるインバウンド流入が加速しています。
円安による一時的な動きかと思っていましたが、どうもこれは勃興し豊かになったアジアの消費マーケットが、ついに彼らから見る海外にまで波及してきたことのようで、一度日本を訪れた方々も、ファンになり二度三度とお友達や親戚一族郎党を誘って来られるという流れが加速しているのです。
日本国内の国際空港はもはやオーバーフロー状態です。
ホテルも外国人用にレートを上げてきており、ちょっと前までは考えられない宿泊料で高稼働率を維持しています。
日本には空港が多すぎる(確か92)といわれたのも今は昔、発着枠に余裕がある関西国際空港経由のLCC(ローコストキャリア、格安航空会社)が現在もっともインバウンドの伸びしろがあるなどと言われている状況です。
九州の玄関口、那覇空港と並んできわめて利便性が高い市内空港である福岡空港も、滑走路の増設などで対応しようとしていますが、時代のニーズはそのはるか先をいっており、増設したところですぐ満杯になるのは目に見えているという情勢です。
こうなったら国内空港を総動員
こうなったら、近くの佐賀空港、大村空港に北九州空港、益城の熊本空港や天草空港まで総動員して、VISIT JAPANを強力に推進していきたいところです。
クルーズ船で来られる海外観光客も確かにたくさんおられますが、実は空港利用人数と港の人数とを比べれば、はるかに空港のウエイトのほうが高いのです。
さらに船では移動に時間がかかりますし、中国や韓国の内陸部の人にとってみればそこまで陸路で行くのはさらに手間なのです。
航空機が戦艦に勝るというのは実に70年以上前に日本が立証したことなのです。
我々も、クルーズ船が来てくれるということで満足するのではなく、早期に空港インフラを再整備して、ニーズに沿った対応を行うことが求められていると思います。
実は飛行機に乗るのがいまだに怖い一級小型船舶操縦士の筆者からは以上です。
(平成27年6月24日 水曜日 最終更新:平成28年6月24日 金曜日)