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サラリーマンと海(老人と海ではない) |
おはようございます。
2015年4月の生活スタイルに関する配信記事です。
アップル創業者の故スティーブ・ジョブズ氏は新商品の発表会(アップルでは、キーノートと呼ぶらしい)において、いつも同じ黒のタートルネックとジーンズといういでたちで登場したと言われておりますが、発表会だけではなく、「いつも」その格好で通していたと言われます。
とりわけ黒のタートルネックは、彼が愛したイッセイ・ミヤケの特注品で、同じデザインで同じ肌触りのものを数百着、直接買い付けた、つまり一生分購入したという変わり者です。
同じものを着続ける、というのはフェイスブックの現CEOであるマーク・ザッカーバーグも徹底しておりまして、こちらはこだわりというより、着ることを選ぶという小さな決断をなくし、自分の真にやりたいことに集中したいということを述べています。
要するに、仕事以外の意思決定の回数を極力少なくするために、同じ服を着続ける結論に至ったというわけです。
これにより、ザッカーバーグ氏は、少なくともシリコンバレーの伝統であるワーストドレッサーの一人に選ばれたそうですが、そのようなことは彼の興味の範囲外にあるということでしょう。
このような偉人(変人)に比して、かなり縮小版かつ卑近な例になりますが、かく言う筆者も、スーツは真っ黒でストライプすらないもの、ワイシャツは白と決めています。
なぜならば、真っ黒スーツだと、急な通夜や告別式、披露宴まで対応できますし(ネクタイは別途キオスクあたりで用意)、仮に手違いで上下別揃いのスーツを着てしまっても、見破られる可能性はかなり低いという統計結果があるからです。
白いワイシャツも、他のみなさんがお洒落にカラフルな青やピンクや黄色のワイシャツを着ておられましたので、逆に白で通すと目立つようになりました。
今ではたまたま手に入れたりもらったりした青シャツなど着ますと驚かれる始末です。
何事も、こだわるか徹底的に無駄を省くかすれば、それなりに人に納得してもらえる領域まで到達できるのかもしれません。
靴下については左右別のものを履いて指摘されたことは何度かあります筆者からは以上です。
(平成27年4月17日 金曜日 最終更新:平成28年4月17日 日曜日)