(野球上達の早道)一人でできる練習を理解し時間を取って行うこと
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素振りは一人でできます |
おはようございます。
2014年1月の配信記事です。
多くの人間が集まって何かをやろうとする場合、まずその人数がいないとできない練習から始めたほうが良いと思います。
例えば少年野球でチームが集まってやる場合、最初のアップと称して長い間ストレッチやダッシュばかりを繰り返すのはあまり得策ではないと思うのです(故障防止という観点は敢えて考慮していません)。
9人以上いて、確保するのが大変なグラウンドが使えて、かつ外がまだ明るいならば、まずは各ポジションに散らばってからのシートノックやワンナウト1、2塁といった試合を想定したシミュレーションを行うべきです。
貴重なチーム連携練習機会を逃さない
明るいうちから、グラウンドが使えるのに、ただ体操したり走ったりする「だけ」という練習ならば機会を活かしているとは言えないのです。
それは暗くなってボールが見えなくなったところで取り組めばよろしいのです。
キャッチボールも同様で、2人とそれなりの空間があればできるわけで、そういった一人もしくは2人といった少人数でできるワークや練習を、多くの人数でただ一緒にやるというのはなんだかよくわからない一体感のために大切な機会を無駄にしているのではないかと考えています。
したがって、先の野球の例で言うならば一人でもできる素振りやシャドーピッチング、マラソンなどは自分で時間を捻出してやっておくべきであり(ここでは仮に基礎練習と名づけます)、チームとして集まって練習できる機会には、チームとしての力がアップするような練習(同じく仮に実戦練習と命名します)から行うべきだということです。
基礎練習への意識があり実践している者が、チームでも上手な選手となり、実戦練習でもレギュラーとして出場して更に差がつくということになりましょう。
同じようなことが、セミナーのワークショップや討論会でもありまして、折角オンサイトに参加しているのに、いきなり一人でもできるワーク課題の取組から始まることがあります。
そういうのであれば事前に準備しておくように課題として与えておくべきだし、わざわざ集まってやる必要のない一人作業を皆が集まった集合研修会場で黙々とやり続けるというのは変な気がします。
普段は忙しい社会人が集まっているのであれば、相互の意見をぶつける討論から始める、または講師の貴重な体験を生で語ってもらうことが一番機会を生かすという意味では大事だと思うからです。
予習が大切だということはわかっているのですがいつもやっつけ仕事の筆者からは以上です。
(平成26年1月25日)
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