おはようございます。
2017年4月の生き方に関する配信記事です。
水泳の授業で最初から長い時間、陸上で泳ぎ方の講義とか息継ぎのやり方をスクール形式で学んでも決して泳げるようにはなりません。
まずは一通り泳ぎかたや安全面の配慮を聞いた後、そっと水に入っていろいろ水に慣れるということから始めるべきなのです。
スキーについてもそうです。
スキーレッスンでいくら座学でPPTを開いて聞いても、いくら真面目に講義を聞いても決して滑れるようにはなりません。
こちらもゲレンデに出て行って、ものすごく緩やかなところからそろそろと滑る真似事を始めてみることから始まります。
モーグル競技でふにふにまったく腰から上はブレずに滑り切るあの超絶技法やエアリアル選手の空中スキー宙返りといった業物(わざもの)も、最初はこうしたとりあえずやってみることから始まっているはずなのです。
ボート競技についてもそうです。
幾ら陸上でウエイトトレーニングをしたり、背筋を鍛えたりしたところで、自分の乗ったボートを後ろ向きに漕いでうまく速く進める技法は身につかないのです。
野球についても同じです。
ビール片手にプロ野球中継をみて、「やっぱり大谷すげーよな」などと論評したところで、全くうまくなるはずはないのです。
結局ハードル低くやってみることしか向上の手段はない
なになにできたら何かを始めようとする人が陥りやすい思考経路に、その道の権力的なものに触れるだけで、実際のそのことに身を飛び込ませるということが少ないことが挙げられます。
たとえば、社会人になったら減量しようと思いますとか、来年になったら彼女作ろうとおもいますとか、そういう思考経路です。
権力的なものに、自分への許可を得ることばかりを考えると、人生非常に損するものです。
やりたいことがあるのであれば、そのやりたいことを1番上において、さっさとやってしまうことが大切なのです。
まだ勉強していないから
まだ準備ができていないから
まだ気乗りしないから
日取りが悪い
何かを始めるための思考力とか準備とかそういうのは必要ないので、シンプルにやりたいことをストレートにはじめてみるべきなのです。
そしてとっとと失敗すべきなのです。
最初からうまく行くことは、単に自分が既にできることをなぞって確認しただけで、そこにわざわざ挑戦する価値などないものなのです。
新しく何かを始めれば必ず失敗します。
そうして、何回か失敗してそれに対処する方法を自ずから身につけ、その上で、最終的に(そしてもっとも迅速に)必ず成功するものなのです。
よく、構想10年、制作5年などと映画などで言いますが、ここにいう10年はなんかやりたいなーと思いながらうじうじしていた時間と同値であります。
そういうならば、このブログだって構想だけなら40年弱いけています。
ですが実際にやっているのはたった3年半なのです。
それでも始めなければこの歩みは始まりませんでした。
始めてみないと、本当にそのことに必要なことはわからないものなのです。
筆者も、このブログを始めるまでは、書くことのネタがないと続かないのではないかと思っていました。
しかし実際は違うのです。
書く環境と時間を作るという「習慣」を作れば(大抵ものすごく早朝ですが)、あとは勝手に書くことが浮かぶのです。
ですので、書くためには書くことを決めなければならないと思い込んでいたことが間違っていたことがわかったのですが、これは事前に準備していては一生わからなかったことなのです。
ですので、自分の行動にOKを出して前に踏み出すことが1番必要なのです。
どうせこれまで夜中まで飲んでいただけなのですから、早朝起きてブログなど書いてみる、という程度なのです。
そして、常に比較すべきは過去の自分であって、横の同世代やいわんや海の向こうのダルビッシュ選手ではないのです。
年齢でもなく、世代でもなく、他人ですらなく自分
そのように考えれば、自分で自分がさぼっているのはよくわかるので、同じところをぐるぐる回る愚を犯さなくても済むような気がします。
そういいながら、今日飲みにいっちゃおうかどうしようか、ぐるぐる同じところを考えている(結局行く)筆者です。
結局飲み屋でブログ書く羽目になった筆者からは以上です。
(平成29年4月16日 日曜日)