おはようございます。
2016年9月の記事です。
前回、私の投資判断基準ということで、2点(モノ・サービスと会社自体の魅力)申し上げましたが、これは短期間(長くても1年程度)の投資期間に限った話で申し上げております。
もっと長いスパン、例えば5年10年といった長期投資には、上記理論はあまり当てはまりません。
なぜでしょうか?たとえば現在は平成28年、2016年ですがその10年ちょっと前まではユーザー登録時に13歳以上であることを宣言すれば誰でも会員になれて、登録ユーザー数(注:「実人数」とは異なる)が15億人を超えた世界最大のソーシャル・ネットワーク・サービスの会社はありませんでした。
かの会社の一般サービス開始は2006年です。
日本でも少し昔、会員制サイトの会社やインターネットを研究するという名前の会社が、新興市場で上場し、いわゆるITバブルと言われたころもありました。
あのころが2002年です。
今やドッグイヤーの時代、10年経てば一昔であり、その当時の投資判断をいくら贔屓目で見ても、あまり誉められたものではなかったと思います。
すなわち、現在のモノ・サービスのままで10年後も見るというのが大間違いなのです。
結局は生み出す人を見るしかない
それならば何に着目するか、それはモノ・サービスを生み出す「人」を見極めるしかありません。
人は社長だけではなく、その会社に人生を預けている従業員も当然含みます。
その経営者や社員が働く指針にしている企業文化、企業理念に注目しましょう。
今は影も形もない商品やサービスを一歩前に踏み出して生み出すことのできる力をもった人間集団であるか否か、ここが決定的に重要なポイントです。
自らの目と耳と足で、情報を取りましょう。
アナリストや銀行家の二次情報に惑わされないようにしたいものです。
他の人の、儲け話についていくだけの筆者からは以上です。
(平成28年9月12日 月曜日)
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