勉強のやり方(私見:数学算数第一主義(アタマプラス)を標榜しています)
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| 英語で数学物理統計のお勉強 |
おはようございます。
2016年9月の記事です。
小学校高学年から中学校、そして義務教育ではないですが高等学校において、どのように勉学と付き合うかというのは教育における永遠の課題だと思います。
この点について、仕事や業務効率化と同じく、とにかく時間をかけて根性入れてやるという精神論とは別に、どうしたらより同じ時間で効果が上がるのかを考えてみましたのでここに提示して、皆さんのご意見やご批判をいただきたいと思います。
美術や体育、音楽や技術家庭といった科目については、才能が左右する部分もあると思うのでここでは触れずに、いわゆる五教科(国語、数学(算数)、理科、社会、英語)について論じてみます。
この五教科の教科書や問題集を「まんべんなく」やっていくことは非常に非効率です。
なぜなら、日々本や漫画や雑誌を読んだり家族や友人と会話することから、「国語」の勉強は遍在的に常に行っているからです。
おそらく、ほとんどの小中高生において苦手意識マックスなのは数学(算数)でしょうから、時間をとって「今こそ学習の時間だ」という時間にはこの数学(算数)を主として勉強するということが大切だと思います。
数学に疲れたら、息抜きに他の科目をやる、というくらいでちょうど良いのです。
数学偏重主義を標榜する
これが、まず筆者の主張する「数学(算数)偏重学習」です。
数学の計算や文章題をうんうん解いていたら、息抜きに国語の小説やら漢字、理科の生物や化学など簡単に見えてきます。
社会の歴史や地理に至っては、漫画を読むような感覚でしょう。
英語…。
これは周囲に英語ネイティブスピーカーがいるような環境にある人以外は厳しいですが、やはりIT技術の進歩でいくらでも英語の音源をつけっぱなしにすることができるようになりました。
昔は高価なカセットテープを買ってきてしかできなかった英語学習が、オバマ大統領の演説だろうが基礎英語であろうが、簡単にスマホで聞ける時代なのです。
なので国語と同じく、いつも英語に触れているようにするという「状態」を作り出すことが肝要だと思います。
こうして、「数学」以外の学習時間は学習時間と認識させないくらいの環境を作り出せれば、そして本当に数学やるのが疲れた代替案として他の学習科目を取り組むようにすれば、自然と学習の成果はついてくるのではないかと思います。
それに、数学はある範囲が凄く得意になるという平行型学習科目ではなく、一次方程式が解けないと二次方程式が解けない、一次関数がわからないと二次関数はわからない、という極めて積み上げ型の科目であるので、なかなか目に見える学習成果が得られにくいという特徴があります。
しかも、この積み上げを怠ると、全くわからなくなってしまう、あとから「その部分だけ」を取り返すということが非常にしにくい科目なのです。
例えば社会(歴史)においては、江戸時代まで全く聞いていなくて徳川将軍誰も知りませんという状態であっても、明治時代からの近代社会の成り立ちや戦争の歴史、そして戦後社会から現代社会に続く社会問題や国際関係について池上さん並にやたら詳しくなることは全く可能です。
しかし、数学の世界において、九九の掛け算ができないところでいきなり微分・積分ができるようにはならないのです。
数学算数と同じように、高校物理についてもほぼ数学だと思われますので、広い意味では数学物理と定義したいと思います。
数学が苦手な方には、「文系転向」という手がありますが、いつでも数学を手放してそれができる一方、いったん「文系転向」してしまったら二度と「理系」には戻れないです。
それから社会に出ればかならず数学的数字的論理的な思考や説明が求められますので、この点からも数学は重要だと思います。
そういうわけで、五教科まんべんなく、ではなく頭を一番使う(アタマプラス)数学に集中して学習時間を確保する、という戦略が重要だと考える次第です。
すぐさま保健体育に流れてしまいがちな筆者からは以上です。
(平成28年9月6日 火曜日)


