2020年1月20日
おはようございます。
2016年7月の政治に関する配信記事です。
2016年夏の参議院議員選挙が終わりました。
開票速報を見ながら思ったことですが、政治とはベストで唯一な解決策を提示する場ではないということで、よりベターな妥協点をとりあえずの帰結点として導き出すとてもおっくうで迂遠で面倒なプロセス自体のことを言うではないかということです。
そもそも、多種多様で立場も主張も異なる人間の集団において、合意形成を行うのは非常に骨の折れる作業です。
しかし、その中で勝手なことを言い合っているだけでは何も前に進みませんから、とりあえずの帰結点をプロセスとして探し当てるという行為をしやすいように、国会とか内閣とか裁判所といった権力分立相互監視機能を編み出しました。
これが近代立憲政治体制という人類の「発明」です。
もともと合意形成は疲れる作業なのですから、ここはできるだけ建設的に行きたいものです。