インスタントコーヒーとは呼ばないでほしいと願うネスレの野望について
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「ネスカフェ」 |
おはようございます。
2013年12月の記事です。
コーヒー世界大手のネスレグループの日本法人であるネスレジャパンが、突如インスタントコーヒーの呼称をやめます、これからはソリュブルコーヒーと呼びますと2013年の夏に宣言して約4ヶ月が経過しようとしております。
インスタントコーヒーは、コーヒー豆を粉末状にしたものではなく、抽出液を乾燥させ、お湯で戻すことのできるように粉末状に加工した食品です。
アルファ米やインスタントラーメンで使われている技術と同じようなものです。
即席の意であるインスタントではなく、溶けるという意味のソリュブルという呼称に変えてみたものの、そもそもソリュブルってなんだっけ、ネスカフェに代わる新しいブランド名かしらと訝しる向きも多いようで、お世辞にも浸透しているとは言い難いです。
ネスカフェエクセラやネスカフェゴールドブレンドと商品名で呼んでも、それを本格派ドリップ系珈琲だと思う消費者のほうが少数派でしょう。
粉末状の溶けるコーヒーだというのは既にわかっていることであり、わざわざ名称変更して変な名前をつけるより、単にフェイドアウトしていけばよかっただけなのではないかと思います。
次が紅茶で、コーヒーはあまり飲まないのですが今日はこのへんで失礼します。
使っている急須の蓋がついに割れてしまった筆者からは以上です。
(平成25年12月26日)
(付記)本件は、単なる名称変更ではなく、凍結減圧乾燥法という、ものすごい技術で作られており、ドリップコーヒーと遜色ない味と香りだという自信の表れだとのことです。ということで、むしろ新しい商品のリリースだと理解することに致します。
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