頭のいい人の会話
教養というやつ
非常にセンスのよい賛辞とその答え方にはやはり知性が必要なんだなぁと思ったエピソードがあります。
20世紀を代表する物理学者アインシュタインと喜劇王チャップリンの会話です。
チャップリンは自身が制作した『街の灯』のプレミア上映にアインシュタインを招待したのです。
二人は隣に座って映画を鑑賞。アインシュタインは感動で涙を流し、チャップリンにこう言いました。
「あなたの芸術はじつにすばらしい。なにしろ、まったく言葉を使わずに、世界中の人にあなたは理解されているのですから」
すると、チャップリンはアインシュタインにこう言い返したのです
「いやいや、博士こそもっとすばらしい。なにしろ世界中のほとんどの人があなたの相対性理論を理解できないのに、あなたは世界一の有名人なのですから」