2019年12月27日
おはようございます。
2017年1月の配信記事です。
国連の「世界人口白書」によりますと、2011年10月に世界人口が70億人に到達したと推計されています。
世界人口が50億人に到達したと推計される1987年7月11日を記念して、国連人口基金ではこの日を「世界人口デー」と1989年に制定しています。
50億人から70億人に増えるのに実質20年間しかかからなかったわけで、この爆発的な伸びが如何にすごいものかわかります。
人類の誕生は約20万年前ですが、18世紀の産業革命以降に世界人口の増加ペースは急速に高まってきました。
そして、20世紀に人類は人口爆発と呼ばれる人類史上最大の人口増加を経験したのです。
国連の推定では19世紀末の1900年におよそ16億人だった世界人口は20世紀半ばの1950年におよそ25億人となり、20世紀末の1998年には60億人にまで増加したそうで、特に第二次世界大戦後の増加が著しいです。
ここまでは爆発的な人口増加ですが、どうやら21世紀になりその成長スピードは急激に鈍化したようです。
教育の高度化と長期化などで、多産が減少し、2~3人程度の子供を持つのが一般的になり生涯独身も珍しくない今日の世界では21世紀末の人口は90億人をピークに下降に転じると言われているのです。
世界的な少子高齢化、そして人口減少の世界です。