あの大震災の時新幹線で日本をつなごうという素晴らしい宣伝があった
九州新幹線 |
おはようございます。
2016年4月の九州新幹線に関する配信記事です。
2016年熊本地震で九州新幹線は回送列車が脱線し、早期の復旧は難しいようです。
脱線した新幹線が、レールと周辺設備を壊しながら進み高架上で止まってしまったため、作業して線路に戻すために持ち上げる方法に難儀し、非常に困難な復旧作業を強いられていると聞きます。
思えば、九州新幹線が全線開通したのは、あの東日本大震災、2011年3月11日の翌日、3月12日でした。
その九州新幹線全線開通の喜びを表そうと制作されたのが、このCMです。
題して「祝!九州縦断ウエーブ」。
全線にカメラを搭載した新幹線を鹿児島中央駅から博多駅まで走らせ、沿道に集まった人々を撮影して一つのCMにするという全長250キロメートルにわたる壮大な取り組みです。
多くの沿線の参加者の笑顔が日本を勇気づけた
参加者は1万人とも2万人とも言われました。
震災直後ということで、CM掲出は一旦自粛されましたが、放送再開とともにじわじわと話題になり、大きな反響を呼びその年の広告賞を総なめにしました。
このCMをもう一度世に出すべきです。
熊本の新幹線復旧に合わせ、今度は鹿児島中央から新函館北斗まで、そして枝分かれして金沢まで、秋田まで日本中を一本の線で結ぶのです。
2011年時点では金沢にも函館にも新幹線は来ていませんでした。
着実に、日本の営みは前に進んでいるわけです。
この企画を、JR各社と各地域で連動して流せば、それは確実に国民のモーメントを変えるでしょう。
鹿児島中央から新函館北斗までの臨時列車ができたら一番に乗ってみたい筆者からは以上です。
(平成28年4月20日 水曜日)