令和の疎開(バッハ会長広島へ疎開)

なんでバッハが広島訪問?

国際オリンピック委員会のバッハ会長が、なぜかオリンピックが行われる東京を脱出し、広島に疎開するそうです。疎開というか見学というか遊学というか、避難というか。わかりませんが、とにかく、訪問先の平和記念公園は立ち入り制限するそうです。

東京五輪に合わせて来日した国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が2021年7月16日、IOC会長として初めて広島市中区の平和記念公園を訪れます。受け入れる広島県と市は、2016年5月のオバマ米大統領の訪問時などと同様に、見学先の原爆資料館や園内への立ち入りを一時制限し、湯崎英彦知事や松井一実市長たちが迎える異例の手厚い対応を取るそうで、広島県は14日、バッハ会長が被爆者と対面することも明らかにしました。

バッハ会長は、東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長と共に平和記念公園を訪問する。湯崎知事、松井市長の出迎えを受け、原爆慰霊碑に献花し、資料館を見学する。非公開での会談では地元首長2人に、被爆者、県議会の中本隆志議長、市議会の山田春男議長が加わる。スピーチでメッセージも発する見通し。

広島市はこれに伴い、16日午後0時半から3時半ごろまでの間、平和記念公園のうち慰霊碑、資料館、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館を含む範囲で、一般市民の立ち入りを禁止します。資料館と祈念館も同じ時間帯に一時閉館。資料館は再開後、閉館時間を当日に限って通常から2時間遅らせ、午後8時とします。

ちなみに、広島市によると、2011年以降の海外の要人の訪問で資料館を閉館したのは、2016年4月の先進7カ国(G7)と欧州連合(EU)の外相、2016年5月のオバマ米大統領、2019年11月のローマ教皇フランシスコの3例といいます。

しかしながら、この、東京から物見遊山というか避難してくるバッハ会長の広島訪問を巡っては、東京都に新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言が出る中での五輪開催も含めて、歓迎と困惑の声が交錯しているのが現状です。

今回の立ち入り禁止措置は明らかに過去の禁止措置とは違い、ただの一介の民間人に過ぎない、スポーツ財団の名誉職でしかないバッハ氏(チャイニーズと答弁するなど、控えめに見ても最悪)が日本国民から盛大なバッシングを受けている現状を踏まえた安全対策であることは明らかです。

彼の疎開につきあわされる日本政府も大変だと思います。橋本聖子五輪担当相、名前の聖子は聖火のちなんだものですが、オリンピック7度出場実績の彼女をして、市長や知事も横に据えて、このIOC貴族代表、ぼったくり男爵の相手をさせられるのはご愁傷さまとしか言いようがありません。

逆に全て解放して、日本国民がバッハ氏に対してどういう感情も持っているのか知らしめた方が彼及びIOCの幹部のみなさんのためになるのではとも思います。

市長や知事も出迎え、異例の手厚い対応を取るって、一般市民を締め出したうえに、そこまでやるかという市井の声が聞こえてきそうです。バッハさんは、広島に疎開されるのなら、おとなしく高級ホテルでオリンピックをテレビ観戦してもらいたいところですね。

事実上日本最後のオリンピック。一回目の東京オリンピックは幻に終わり、二回目は大成功、三回目はオンライン上で執り行われることになりそうです。現場からは以上です。

追記しますと、小学校中学校の音楽の授業で習う、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685年3月31日(ユリウス暦1685年3月21日) – 1750年7月28日)、18世紀のドイツで活躍した作曲家・音楽家でありバロック音楽の重要な作曲家さんにとっては、とんだ風評被害だと思います。