(2015/10/30)スマホ手袋の登場により冬のスマホもようやく市民権を得たという話です
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スマホ手袋 |
おはようございます。
2015年10月の、少し寒くなってきている秋の夜長の記事です。
21世紀も10年くらい経過したころから、iPhoneなどのいわゆる「スマホ」が世界中に普及しました。
春夏秋についてはこのガラス面を直接指でタッチすればよかったのですが、今から向かう寒い冬について、手袋をしたままではスマホが操作できないという課題もまた出てくる季節になりました。
いちいち手袋を脱いでスマホを操作するのは面倒ということで、そのまま操作することはできないかのか、最初に考案されたのは、スマホの利き手(本来の利き手とは逆の場合も多い)の指の部分を露出したいわゆる指ぬきグローブでした。
しかし、それでは露出した指が寒い冷たいということで、やはり布で覆ったままスマホを操作したいという要求が多く出てきたのです。
そんな中、中に静電気を通してスマホを操作できる、電動糸が開発され、スマホ用手袋としてデビューしたのです。
そもそもスマホの画面を指でなぞって操作する仕組みは、「静電容量方式」というもので、スマホ画面と生物の指の間に走る電気を読み取って操作されるものです。
したがって、静電気といった電気が感知できない物質で触ってもスマホは反応しません。毛糸の手袋や通常の靴下越しだとスマホは反応しないのです。
逆に、化学繊維のスーツのポケットに入れておいたら誤動作したという報告が多くありますが、これは走っている静電気が引き起こしているものと考えられます。
スマホ手袋とは、スマホ接触部分の合成繊維の中に、電気を通す金属や黒鉛を均一に分散させたものが主流です。
そして、金属アレルギーなどを防ぐために、導電糸を使用するのは指の先端部分のみに絞っているものが主流なようですが、よく見てみるとスマホを親指で操作する場合、親指の「腹」ではなく「側面」が接触しているので、特に親指については指の周囲をぐるりと導電布で覆ったタイプのものをお求めになることをお勧めします。
すぐ失くすので、実は手袋も軍手もあまりはめない筆者ですが以上です。
(平成27年10月30日 金曜日)
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