2020年2月5日
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家電 |
おはようございます。
2015年8月の家電量販店に関する配信記事です。
家電量販店大手のヨドバシカメラが、同社店舗の公式通販サイトである「ヨドバシ.com」での売り上げを順調に伸ばしているようです。
それも、店頭での売り上げとの共食い(カニバリゼーション)を最小限に抑えながら進めています。
この同社の取り組みは、店頭とネットという、相反する顧客窓口の共存、融合を示唆しているのかもしれません。
同社の成功については、要するに店頭とネットというのを特に別視せず、まったく一緒という考え方の転換にその要点がありそうです。
家電量販店業界にしろ、紙面を配布している新聞業界にせよ、百科事典業界にせよ、ものすごくリアルな冊子なり辞典などを販売するというビジネスモデルが揺らいでおり、経営環境が厳しくなっています。
家電量販店業界についても、業界の盟主であるヤマダ電機(こちらも同業との激烈な競争の中で今の地位に上り詰めました)ですら、一気に数十店舗の閉鎖に踏み切るなど、量販店という商売道具自体が転換点を迎えています。
量販店での商品が安いのは、ばら売りせず、大量の商品を仕入れて、大量に広告投下して一気に売り切るというやり方でした。
店頭に並べるのは、そうしたすぐ売れる旬の売れ筋商品であり、季節によって注力するものが全然違うというのが当たり前でした。
…続きが長くなりそうなので次回に譲ります。
(平成27年8月21日 土曜日 最終更新:平成28年8月22日 月曜日)
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