つまらない社内の部門間対立をなくして社外で思い切り戦いたいのです
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水と油 |
おはようございます。
2015年2月の配信記事です。
仕事をしていて、同じ社内の部門間で対立することほど、つまらないことはありません。
会社内の部門とは、社業をうまく適切に回すために社内の者が自分たちで作った器にすぎないからです。
会社の前に部門なし、です。
とはいえ、お客に直接触れる立場の営業部門と、提供するサービスや商品を提供する製品開発部門などは、得てして意思疎通が難しい(要するに仲が悪い)ことがよくあります。
それは、その2つの部門が求めている目的は一緒でも、アプローチの方向性が違うことに根ざします。
営業部門が大切にするのはお客の要求やニーズであり、製品開発部門が大切にするのはサービス提供における技術的な解決策であることが多いです。
営業部門は生産部門や開発部門に対し、もっと顧客のニーズに沿ったものを作ってほしいと要求しますし、生産部門や開発部門は、もっとコストを削減しながら効率的に生産し、納期短縮や品質向上、適切な在庫管理とさまざまな要求の下で活動しているのです。
しかし、この2つの部門が相互に刺激浸透しあってこそ、社業の目的である顧客に満足なサービスを提供することができ、信頼を得られ、継続的な売上や収入が確保されるのです。
このように、部門利益を超えた考えを持つことのできる、例えば、技術や数字のわかる営業や、顧客感性を持った技術職が相互に求められるのです。
双方の言葉を翻訳でき、顧客に対して組織として一枚岩で当たれるような担当者がいる会社は強いです。
技術営業とかセールスエンジニアリングなどとも呼ばれますが、中身は同じことです。
もう一度繰り返して書きますが、会社で解決することについて、社内で喧嘩しても意味がないということです。
自分の会社の業務については社員である自らが決めていかなければなりません。
たとえ、他の部署やわからず屋の上司のせいであったと言いたくても、仮に本当に客観的にそうだとしても、結果は同じですから、悩むだけ時間の無駄だということです。
社内や組織の中では潤滑油を目指しております筆者からは以上です。
(平成27年2月26日 木曜日 最終更新:平成28年2月26日)