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審判団協議 |
おはようございます。
2014年6月最初のスポーツに関する配信記事です。
野球に限らず、スポーツにおいても試験においても審判の判定が絶対です。
ビデオ判定などという制度もありますが、その制度を含めた審判団の判定こそが真の判定であり、「本当の判定」などというものはありません。
疑惑のホームランも「本当は」ないのです。
「本当の」というのであれば、審判団の最終的なコールこそが唯一の本当ということになります。
先日のある日本プロ野球の試合で、サヨナラホームランの場面で大きく上がった飛球がフェンス際で跳ね返り、ホームランではないと判定された際に、当の打ったバッターはサヨナラホームランと思い込みガッツポーズをして悠々とベースを回っていたため二塁までの進塁にとどまってしまったという事例がありました。
アウトにならなくて良かったくらいです。
どんな場面でも、自分で勝手に判断せずに、審判の判定が出るまで全力でプレーしないといけません。
この場合は、全力で次の塁を狙わなければならないのです。
ガッツポーズしたせいかどうかはわかりませんが、全力で進塁していたならば、楽々3塁を陥れていた状況だったかもしれません。
そうすれば、まだ1アウトですから、次打者以降が外野フライでもサヨナラ勝ちという「チャンス」だったのです。
実際、その後の打者が、犠飛には十分な飛距離の左飛だった場合もあったようですから、みすみすサヨナラ勝ちのチャンスを逃してしまったのです。
二塁打を放っている選手に対して何をそこまで言わなくても、ではあなたは打てるのですか、という話になるかもしれませんが、最も勝利にこだわる必要があるプロ野球の選手において、このような心構えでははいけません。
「二塁打を放った」という素晴らしいこととは全く別枠で考えるべき別の「習慣」の話だからです。
審判がコールするまでは、絶対に手を抜かない。
自分で勝手に判断しない。
初心に戻りこの心構えを大切にしたいと思います。
少年野球の審判としてはフル出場しましたが、ワールドカップブラジル大会にはサプライズ選出されなかった筆者からは以上です。
(平成26年6月1日 最終更新:平成28年6月1日 水曜日)
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