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審判団の協議 |
おはようございます。
2014年4月の審判の判定に関する記事です。
週末の恒例少年野球の話題です。
今回は練習試合大会ともいうべき複数チームの交流戦に、有明海を望む空港そばの巨大な多目的広場まで遠征して行ってきました。
広場自体が大きく、四隅で4面の野球コートが取れ、しかも間でランニングや簡単なノックなどの練習もできるという素晴らしい環境です。
1コートで、9:00から都合5試合を組めますので、合計20試合、参加チームも10以上あったのではないかと思われます。
少年野球は1試合90分で回すことが多いです。
さてそのような練習試合ですが、公式戦ではないので保護者に審判の大役が回ってきます。
筆者も1塁審をやりましたが試合に出る選手以上に緊張します。
微妙な牽制やバント処理の1塁判定は、その瞬間はまさにグラウンド中の注目が集まるまさに刹那の刻、と言えます。
審判をきちんとこなす心構えとしては、たった一つだけ「観たままを宣告する」これに尽きます。
どちらのチームが自軍で応援しているのか、点差は幾つか、いろいろ気になる要素はあるのですが、全て排してただ「観たまま」を冷静に、一呼吸置いて厳かにコールするのです。
例え直前の審判コールで内心失敗したな、と思っても、次のコールで「斟酌」などしてはいけません。
冷徹に観たままをコールしないと結局選手や両軍応援団からの信頼も得られません。
観たままをコールするために、判定のしやすい場所に瞬時に、プレーに影響することなくすっと移動することも大切です。
さて審判筆者の今回のハイライトは、一塁走者に対するピッチャーの牽制が決まったときでした。
一塁走者の重心がわずかに二塁方向に向かったところを見逃さず矢のような送球を放ったピッチャーと受けた一塁手が、かいくぐろうとする走者にタッチしたことをしっかり見届け、アウトをコール致しました。
1試合レギュラー出場[審判]の筆者からは以上です。
(平成26年4月6日 最終更新:平成28年4月6日)
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