海老蔵、市川團十郎を襲名

十三代目市川團十郎白猿襲名

歌舞伎俳優の市川海老蔵さん(44)が31日、東京・歌舞伎座「十三代目市川團十郎白猿」襲名披露公演(11、12月)の出演俳優らによる「顔寄せ手打式」を経て、大名跡「市川團十郎」の十三代目を襲名した。豪快な演技手法「荒事」を伝える江戸歌舞伎の象徴の復活は、父の十二代目團十郎さんが2013年に亡くなってから約9年ぶり。

襲名は当初2020年に予定されたが、新型コロナ禍で延期していた。停滞が続いた舞台公演やエンターテインメント界で、にぎわい復活の契機となるか注目される。

この日、團十郎襲名と長男堀越勸玄君(9)の八代目市川新之助襲名などを確認する顔寄せ手打式が挙行。

ちなみに歌舞伎はもともと被差別部落の出身です

歌舞伎の市川團十郎一家は、江戸時代初期に人気を博しますが、近世初期まで穢多非人の頭目であった、長吏頭・弾左衛門の支配下にありました。しかし、歌舞伎関係者は自分たちの人気を背景に悪辣な弾左衛門支配からの脱却をめざしました。宝永5年(1708年)に弾左衛門との間で争われた訴訟をきっかけに、「独立」をはたします。江戸歌舞伎を代表する市川團十郎家は、このことを記念する『勝扇子(かちおうぎ)』という書物を家宝として伝承しているそうです。この訴訟が、歌舞伎十八番の1つ『助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)』成立の契機となったという説もあります。歌舞伎役者はその後も行政的に差別的に扱われたのは紛れもない事実です。天保の改革時には浅草猿若町に集住を命ぜられ、市中を歩く際には笠をかぶらなくてはならないなどといった規制(差別)を受けています。歌舞伎が法的に被差別の立場から解放されるのは、明治維新後のことでして、今に続く、国家からの歌舞伎役者に対する多大な庇護は、いわゆる被差別部落への事実上の賠償金といった意味も含まれています。日本における被差別部落や外国人差別、それに伴う事実上の賠償という名の各種利権についても、より賢く令和のわれわれは学んでいかなければならないと思っています。

批判もあります

何事もなかったかのように時間が経過すれば團十郎は襲名できるんですね。一体、誰が海老蔵を評価し認めているのか知りませんが、世襲制度はその家に産まれれば引き継げるんだから、歌舞伎界の実力ある方々の誰が何を言おうが関係ないってことですね。歌舞伎文化の継承は大事なことでしょうが時代とともに必要としている方々も減っていくのかもしれないですね。

若い頃から歌舞伎が好きで注目してきましたが、勘三郎さんが他界したくらいから世代が変わったように感じます。
歌舞伎に対する熱感みたいなものを今の人たちから感じることはないです。
いろいろな方法で歌舞伎の魅力を伝えていますが、謙虚に真摯に精進してはじめてあらゆる世代に認められる伝統芸能になるのではないかと思います。
先代團十郎は謙虚でした、そして魅力的でした。

歌舞伎の事はとんと分かりませんが、映画、TVで拝見した限りでは、中村吉右衛門さん、松本白鸚さんの存在感と比べると、足元にも及びません。
圧倒的に力量不足が素人の目にも明らかだと思います。
また、歌舞伎に多大な支援が有ると聞いておりますが、興行とて成立している歌舞伎に国家の支援は不必要と思いますが。
地域に密接して生き延びている能等支援すべき対象は別に有るかと思います。
若い頃に俺には国から一億円が出る等とほざいていた様ですが、そのお金は自らが文化を繋げる為に支出している、地方の古典芸能を伝承している方々に配られるべきお金で有ると思います。

歌舞伎のことは分からないけど、人柄や素行を配慮しない身内の事でしょ?努力してないとは言わないけど、その家系しか受け継げない名跡に国がお金出してやるのはおかしい。落語や相撲、柔道や空手など始め様々な日本文化がその師匠から受け継がれています。伝統は時代とともに時代にあわせて変わっていくものと思います。無くなって欲しくない人だけでやればいい。

海老蔵さんは「團十郎」襲名されたんですね。
おめでとうございます。失礼を承知で正直に申し上げさせて頂きますと、團十郎を襲名するには、
人間的にも歌舞伎役者としても力不足だと思います。
理由は、去年の東京オリンピックの開会式で、十八番のにらみをやってるのを見たけど、
素人目に見ても、あんまり上手いと感じませんでした。
またテレビ等で流れる海老蔵さんの歌舞伎の演技をみても、
亡くなられたお父上や人間国宝と呼ばれる方々と比較しても足元にも及びません。
最近では先輩方の意見にも耳を貸さないなどの報道もあるように、
振る舞い自体が謙虚さに欠けるように感じます。
襲名すると決まった以上は、團十郎の名を汚さず、
團十郎に相応しいと周りから認められる歌舞伎役者になって頂くよう精進して頂きたく思います。

歌舞伎界は世襲なんでしょう?
だったら、資格がないとか、足元にも及ばないとかいう前に、資格を持てるように、同じ場所に立てるように育ててあげなさいって。
その世界の人達だけが伝統芸能を伝承していく訳ではない。批判を口にするなら、それだけの心を持って、見てあげないといけないでしょう。それが嫌なら、見なければいい。
皆が見なければ伝統芸能は廃れていく。だからこそ、伝統芸能を伝承する人には、それを後世に残す責務がある。彼にその力がないと思うなら、彼の歌舞伎を見なければいい。彼は、団十郎はいなくなる。それが嫌なら、精進するしかない。

以上

返信
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Doe
Doe10時間前
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海老蔵が「團十郎」を襲名するのは予め定められた運命だ。この方は反目や
葛藤しつつも自分の運命を受け入れ、安定を手に入れた。だが、内心は不安に思っている筈だ。常に贔屓筋や梨園、そして一般社会から今まで以上に
良い意味でも悪い意味でも注目されるから。これから嫌でも父親の苦悩が
分かるだろう。